「アンカー」逮捕許諾請求を警戒する小沢氏&普天間問題の今後
2010.01.28 Thursday 03:45
くっくり
■陸山会土地購入事件 水谷建設元幹部「現金入り紙袋をテーブルの下でこっそり渡した」(FNN1/27)
■参院予算委 「政治とカネ」の問題で大荒れ 自民党は新戦略で鳩山内閣を「攻撃」(FNN1/27)
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
●名護市長選結果を受けての普天間移設問題での平野官房長官の発言
平野官房長官の話を聞いていて一番痛切に思うのは、火を着けた人が火がドンドン大きくなってしまったら急に慌てたように見える。火とは沖縄県民の期待感。普天間や移設先として日米が合意していた辺野古、名護市あたりを歩いてみると、市長選で破れた側は推進派と呼ばれたが、大喜びで推進してたのではなく苦渋の選択。地域の振興も含めて、補助金ほしいってことも含めて苦しんで選んでいた。それが去年の政権交代があってから、県外・海外に出せるようなニュアンスのことを総理も官房長官もおっしゃったから。
(そう言って総選挙に勝ったわけですからね)
そうです。それで選挙(名護市長選)が終わったら、地元の合意を斟酌する必要はないと。いったん言葉に出したものはあとで言葉言い換えたってダメなので、それは皆びっくりしたわけですよ。但し同時に言えるのは、平野さんが言いたかったことは実は本来は国際社会の常識。というのは、国の安全保障に関わる施設はそれぞれ地元で簡単に喜ばれるわけがない、世界のどこの国でも。地元の人たちと話し合いするが、最終的には国が地元だけじゃなくて国益全体、国際社会とのバランスを考えて決めますというのが世界の常識。ところが政権交代以降今まで一度もそれを言ってなくて、名護市長選で結果が出たら突然それを持ち出したからおかしなことになる。要は政権の腰が定まっていない。何が本当の今の政権の理念なのかということが、心棒がぐらぐらになっている。
平野さんばかりに今は非難が集中しているが、平野さんとしてはいちおう政府与党で作った沖縄基地問題検討委員会の委員長になって、お金使って現地まで行ったから、いちおう泥を被るつもりで行った。ところがそれを受けた鳩山さんが、やっぱり地元の合意は必要と言いつつ「ゼロベース」と言う。「ゼロベース」ということは辺野古沖が残ってるんじゃないかとなるから、やっぱり一番責任ある、罪が重いのは鳩山総理。総理の中に2つ矛盾したものが入ってしまってる。すると平野さんもおそらく誰を信じて動いていいか分からないということにもなる。
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