城に隠された歴史ロマン「ビーバップ!ハイヒール」より

2010.01.11 Monday 01:18
くっくり


 このカバーも今では格好いいものとされている。

 家康の命令でこの地にやってきた池田輝政がとにかく大急ぎで築城した結果、無計画でデタラメになってしまった姫路城。
 しかし、デタラメを隠すために施した装飾がこの城を優雅な姿にしているのだ。

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【第5位:ベスト10独占の城「大坂城」】

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 現在の大坂城は昭和6年に復元され、平成7年に大改修されたもの。
 それゆえ鉄筋コンクリート造りで、中にはエレベーターや会議室まであるという近代的な建物。
 戦国時代の風情を楽しもうとここを訪れ、正直がっかりした人も多いはず。

 大坂城が何のベスト10を独占しているのか?
 それは石垣。
 人が使った巨石ランキングベスト10が全て大坂城にある。

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 第1位は桜門にある蛸石。岡山県から運んだもので、大きさ36畳、重さ130トン。

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 第2位は京橋口にある肥後石。小豆島産で33畳、120トン。

 他にも巨石があちらこちらに。
 なぜこれほどの巨石が大坂城に集まったのか?

 現在の石垣は豊臣秀吉が作ったものを土で埋め、徳川家がその上に新たに築いたもの。
 その際、秀吉よりも立派な石垣を作ろうと、各地の大名に大きな石を持ってくるよう命令した。
 大名たちは江戸幕府の覚えをよくするために、競って地元の巨石を運んだという。

 なので、大坂城にはもうひとつ石垣がある。
 一般には公開されていないが、特別に見せてもらった。
 マンホールのように大きな蓋の穴を開け、ハシゴを使って7メートルの深さまで降りていくと……。

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