城に隠された歴史ロマン「ビーバップ!ハイヒール」より
2010.01.11 Monday 01:18
くっくり
外から見えない内装にはお金をかけず、その分を外装に回して豪華にし、敵になめられないようにしていた。
天守や櫓を見ると、白い壁、黒い壁がある。白い壁は漆喰で塗られていて、黒い壁は墨を塗った黒い板を張り付けている。
本来全部真っ白にしたかったが、漆喰は雨に弱く、はげてしまう。なので、3階だけ見栄を張って真っ白に。
見せ場の3階だけ出費を覚悟したという、精一杯の見栄を張った城。
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【第6位:デタラメな城「姫路城」】
image[100107-07hime1.jpg]
白亜の壁にいくらにも連なる黒い瓦。別名・白鷺城とも言われる姫路城。
築城当時の姿を最も多く残し、現存する天守閣として日本最大。世界遺産にも認定される国宝。
これほど優雅な城のどこがデタラメだというのか?
実はこの城、無計画で行き当たりばったりに作られたもの。
image[100107-08hime2.jpg]
たとえば天守閣の4階。
外側から見ても分からないが、実はデタラメ。建築上のミスで窓が高い場所にできてしまった。
これでは敵の軍勢を確認できない。そこで外が見渡せる低い窓を作った。
image[100107-09hime3.jpg]
が、外から見ると窓がデコボコで格好悪い。というわけで屋根を急きょ作ってごまかした。
今ではデタラメ隠しのこの屋根が、姫路城を格好よく見せる大きな要因と言われているのだからおかしなもの。
もうひとつデタラメぶりが分かる場所が。それは2階部分の大きな窓。
両端から柱を除けながら窓を作っていったら、中央でつじつまが合わなくなってしまった。
image[100107-10hime4.jpg]
そこで外から分からないよう真ん中に大きなカバーをつけてごまかした。
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