「たけしの教科書に載らない日本人の謎2010」(2)終
2010.01.04 Monday 00:18
くっくり
700年ぶりに崇徳天皇の御霊は京都に戻ることができたのである。
「あれほど朝廷を苦しめ、天変地異・国家動乱を引き起こした崇徳天皇の怨霊というのは、今は日本国を守る強大な力を発揮されているのかなというふうに思います」(竹田恒泰)
崇徳天皇と私たちの関係は今でも続いている。
100年ごとに行われる式年祭。最近の800年祭は1964年、東京オリンピックの年に行われた。この時、昭和天皇は讃岐の崇徳天皇の御陵に勅使を派遣している。
崇徳天皇は今なお畏れ、敬われている存在なのだ。
◆明治神宮の謎
明治天皇は新体制、江戸とは違う東京都の街作りをしようとしていた。
そこでは、かつて将軍たちが江戸を街を守ったように、明治天皇自身も重要な守り神となっている。
明治天皇が亡くなった際、御陵は遺言によって京都・伏見に作られた。
が、それならばお祀りする場所は関東にという運動が起こる。富士山、筑波山などの候補もあった中、決まった場所は代々木。そう、明治神宮。
なぜ代々木が選ばれたのか?理由の1つが地名。
代々木の由来は、ここに代々枯れない樅(もみ)の大木があったためという。代々枯れない木=未来永劫に栄えるというイメージで縁起が良い。
だが、それまでこの地はほとんど荒れ地で、代々木の名にはほど遠かった。そこで全国から365種、10万本以上の木が植林された。
そう、明治神宮の壮大な森は全て人工の森なのだ。
代々木が選ばれた理由としては場所もある。
皇居と明治神宮と、そして大正天皇、昭和天皇の御陵とは地図上で一直線上に並ぶ場所に位置している。
image[100102-04meiji.jpg]
聖地を同じライン上に並べることでパワーアップさせるレイラインという考え方は、世界中で古くからある。並べられた聖地は、明治維新後の東京を守る天皇の力を少しでも大きくしたいため、とも考えられるのだ。
さらに……。
「明治神宮は太陽の力というものを使って、土地が選ばれている可能性が高いと思います」(宮元健次)
代々木が選ばれた理由には太陽信仰も関係していた。
一年で最も強い日差しを感じる夏至の日に、明治神宮から日の出方向を見ると、その先にあるのは浅草寺。
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