防人の万葉集

2009.12.27 Sunday 03:27
くっくり


image[13tuki.jpg] 今日は万葉集から防人(さきもり)の歌を集めてみました。

 防人については皆さん学校で歴史の時間に習われたと思いますが、うろ覚えという方もいらっしゃるでしょう。
 Wikipediaからの引用になりますが、いちおう簡単に前説を。

防人とは?
 663年に朝鮮半島の百済救済のために出兵した倭軍が白村江の戦いにて唐・新羅の連合軍に大敗したことを契機に、唐が攻めてくるのではないかとの憂慮から九州沿岸の防衛のため設置された辺境防備の兵である。任期は3年で諸国の軍団から派遣され、任期は延長される事がよくあり、食料・武器は自弁であった。大宰府がその指揮に当たった。遠江以東の東国から徴兵され、その間も税は免除される事はないため、農民にとっては重い負担であり、兵士の士気は低かったと考えられている。757年以降は九州からの徴用となる。

防人歌が読まれた状況
 防人は厳しい任務であり、遠い東国から九州までを自力で移動せねばならず、さらにその任務期間中の兵は食糧も武器も各自で調達しなければならない。また、税の免除も行われなかったため極限の状態であった。その様な状況で作られた歌が防人歌である。

※画像はSo-net Photoからダウンロードさせていただきました。
※よみ・意味その他、「たのしい万葉集」さん及び「やまとうた」さんから適宜引用させていただきました。
※例によって、歌と写真のイメージがいまいち一致しないものもありますが、あまり気なさらないで下さいね(^^ゞ
 

[9] more...
comments (9)
trackbacks (0)


<< “鳩山議員”偽装献金問題 会見起こし
2009年を振り返って >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]