「アンカー」マイケル・ムーア監督インタビュー

2009.12.17 Thursday 02:24
くっくり



青山繁晴
「第3の制度を考えるとしたら、私には心配があります。新たな『独裁』につながる恐れがあるとは思いませんか?」

マイケル・ムーア
「いいポイントですね。なぜかというと、この状況は間違った方向に向かっていく危険性があります。20世紀にこの状況に陥ったことがありましたね。あなたもご存知のように。だから私がいちばん重要だと思うのは、あー、思いやりのある人たちが、全ての人が自由にお金を得られるように、システムを考え出すことなんです。但し、絶対に誰も置いてけぼりにならないように。そんなことはできない?」

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青山繁晴
「この、マイケルさんと話してて、僕はいちばん深く、こう意見が合ったというところはですね、この資本主義が本来、民主主義と一緒にあったやつが、だんだん、これ、今、外れてしまって、ほんとに1%の人だけが富を集中する、この時代になったからこそ、何が心配かというと、じゃあこれを私が全部解決してあげますよという独裁者、ファシズムの台頭に、また新たな台頭に結びつくんじゃないかと。そういう懸念をいちばんマイケルさんと共有したなと、僕は思いました」

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青山繁晴
「あなたが考えてる『新しいシステム』の具体的な形がよくわからないんだ」

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マイケル・ムーア
「私は経済学者じゃないから、システムを作り出すなんてできないさ。ただの一般市民で映画監督だ。だから市民としてどう感じているか、しか言えない。でも期待しているのは、私より賢い人が、もしかしたらこの番組を見ていて、私に共感して、どうすればいいかを教えてくれるのを待っているんだ」

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