「アンカー」マイケル・ムーア監督インタビュー

2009.12.17 Thursday 02:24
くっくり



青山繁晴
「全軍撤退?」

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マイケル・ムーア
「全軍の撤退さ。そのとおり。彼らの国を運営することはできないし、彼らの内戦を戦うこともできない。残念だけど、彼ら自身で解決しなければならないんだ。アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンは、イギリスからの独立戦争で、フランス軍の力は借りなかったよね。(VTR中略?)オバマ大統領が選挙に勝った夜、世界中の人が喜んだ。最高の瞬間だったと思うよ。アメリカが今までとは違う行動をとるって、みんな期待したからね。だから悲しいんだよ。オバマがブッシュの政策をチェンジしないで、むしろアフガニスタンを悪くしていくことが」

青山繁晴
「わかりました。映画『キャピタリズム』の話に戻りましょう」

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 マイケル・ムーア監督は映画「キャピタリズム」の中で、自宅のローンが払えず、強制的に立ち退きを迫られる人々を数多く描いています。

 去年9月、金融危機を引き金に始まった世界同時不況。
 アメリカでは自宅と職を失う人々が急増しているのです。

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 一方、その原因を作ったウォール街のトップたち。
 不良債権を国民の税金7000億ドルを使って救済したにも関わらず、巨額のボーナスを手にしていました。

 「わずか1%の富裕層が底辺の95%の人より多くの富を所有し、独占的に利益を得る。それが資本主義だ」
 そう断じたマイケル・ムーア監督は、資本主義にかわる新しい仕組みを求めて動き出すのです。

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青山繁晴
「あなたの最新作の映画『キャピタリズム』は、日本人にとっても衝撃的なものだと思います。日本も資本主義の国だから」

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