夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より
2009.11.29 Sunday 00:46
くっくり
(実は「先祖代々の墓」という概念が一般庶民にまで広がったのは江戸時代に檀家制度ができたからで、さらに「○○家の墓」というものが普及したのは家制度が確立した明治30年頃以降と言われています。裏を返せば、明治30年頃までは「嫁は一族とは認めない」という男女差別があったということです。あとで述べますが、現在の韓国・北朝鮮がまさにこれです)
そうそう、お墓と言えば、私、すごく気になることがあります。
別姓を望む女性の中には「夫の実家の墓には入りたくはないが、夫とは同じ墓に入りたい」と考える人もたくさんいるはずです。その場合はどうなるんでしょうか?
現行案だと新姓はないわけだから、たとえば夫が田中一郎さんで妻が鈴木花子さんだとしたら、「田中家と鈴木家の墓」ってなるんでしょうか?あるいは「田中一郎と鈴木花子の墓」?
じゃあ、この夫婦の長男である田中正男さんが山田洋子さんという女性と結婚し、やはり別姓にした場合、お墓はどうなっちゃうんでしょう?
上書きされて「田中家と鈴木家と山田家の墓」あるいは「田中一郎と鈴木花子と田中正男と山田洋子の墓」ってなるの?
いやいや、山田洋子さんが夫の両親と同じ墓には入りたくないと言い出すことも十分ありえますよね。だとしたら、「田中家と鈴木家の墓」(もしくは「田中一郎と鈴木花子の墓」)とは別個に新しく「田中正男と山田洋子の墓」を作らないといけなくなる!?
何か頭がこんがらがってきましたが、とにかく別姓が認められた場合、このようにお墓が乱立していくってことは十分ありえますよね。
となれば、子孫が管理していくのも一苦労だし、そもそも誰が誰の先祖なのかも分からなくなりそうですよね。
結果、「別姓を選択したばっかりに、死後もなお子孫にまで迷惑かけてしまう」ってことにもつながりかねないのでは?
もちろん、夫婦同姓の今でも少子化によりお墓の後継者は減ってきているわけだから、頃合いを見て先祖のお墓を一つにまとめてしまうってことはよくあるようです。ただ、別姓を認めてしまうと、そのサイクルがますます短くなってしまうのは避けられないですよね。
以上のようなさまざまな懸念に加えて、日本人がこれまで培ってきた家族観とかもあわせて考えると、私はやっぱり夫婦別姓制度導入には賛成できません。
それでなくても家庭崩壊とかが社会問題になっているのに、それにわざわざ拍車をかけるようなことをしなくても……と。
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