京都の地名に潜むミステリー「ビーバップ!ハイヒール」より
2009.11.23 Monday 01:05
くっくり
時は過ぎ、明治初期。
京都の人々は東京遷都により衰えてしまった町の活気を取り戻すため、再開発を目論む。
かつて人間界と魔界の境であった京極通りの東側に新たな通りを造った。
これが新京極通り。
つまり新京極とは、かつて魔界だった所にできた通りであることを示す名前。
実は西側にも魔界との境は存在する。
image[00-3nishikyogoku.jpg]
それが西京極(にしきょうごく)。
阪急西京極駅があるあたりが京の西の極みだった。
(↓地図、左は西京極、右は新京極)
image[00-45map.jpg]
蔵田敏明氏曰く……
「光あるところには必ず闇がありますよね。京都は1200年も長い歴史を持ってますので、その闇に生きた人々の恨みとか呪いとか嘆きみたいなものが、いろんな形で出てくる。その地名をたどっていくと、そういったマイナスの面をいかにプラスに変えていくか、ということが分かってくる」
「京都は見えないものを見ようとしてる。見えないものとは霊。その霊の居場所もちゃんと用意してあるところに京都のひとつの魅力がある。霊が生きていると考え、見えないものを見ようとしている町」
「新京極や西京極など、わざわざ名前を付けるということが、すでに人間界とは別の魔界の存在を意識している」
「京都の人は臭い物に蓋をするようにはしない。怖い物をそのまま残すということに意味がある」
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【第7位:西院(さいいん)】
image[07-1map.jpg]
阪急電車京都線の駅でおなじみの西院(さいいん)。
image[07-2HankyuSaiin.jpg]
この地名のどこが怖いのか?
その謎を解く鍵は、すぐ近くにある京福電鉄の西院(さい)。
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