天皇陛下御即位20周年に寄せて
2009.11.14 Saturday 01:37
くっくり
この20年間で私が一番心に残っている今上陛下のお姿、それは平成17年6月28日、バンザイクリフにて皇后陛下とともに黙礼をされているこのお写真です。
image[081010heika.jpeg]
先ほど触れたように、天皇の本質は「祈り」であり、125代にわたってそれを連綿と継承されてこられました。
今上陛下の20年間の治世の中で、その「祈り」が最も国民に分かりやすい形で示されたお写真のうちの1枚が、このバンザイクリフでのお姿だと私には感じられるのです。
ところで、天皇陛下御即位20年にあわせてNHKが世論調査を行いましたが(元ニュース記事すでにリンク切れにつき2ちゃんねる参照)、その中に「天皇制についてどのように考えるか」(「天皇制」って言うなよ(-.-#))という設問がありました。
「天皇制は廃止すべき」と回答した人は8%だったそうです。
思想や立場など一切分け隔てなく、この8%の方々をもまた包み込んで祈りを捧げられているのが天皇陛下というご存在なのですが、この8%の方々にはそういう有り難さが全く分かっていないのでしょう。
私は腹が立つというよりむしろ可哀相に思います。だってせっかく日本人に生まれたのにもったいないじゃないですか!
(あ、でもこの世論調査は日本国民限定ではないだろうから、ひょっとして8%の中には外国人もかなり含まれてる可能性大?)
千葉大学名誉教授の清水馨八郎さんは、著書「今、世界が注目する『日本文明』の真価」(文庫版・平成14年発行)で、このように述べています。
なぜ皇室伝統は、かくも長く続いているのか
戦前の日本人は、日本の国体とは何かと問われると、即座に万世一系の天子の国と素直に答えた。元旦には「一系の天子、富士の山」と口ずさんで、平和な天皇の「日の本の国」に生まれたことをしみじみと感謝してきた。
戦後はまた、戦前と違った様相を呈してきてはいるが、皇統が絶えることなく続き、国民の大多数がこれを敬慕していることには変わりがない。
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