「アンカー」学園祭で若者の疑問にズバリ(付:国会論戦スタート)

2009.10.29 Thursday 03:17
くっくり



青山繁晴
「っていうか、たぶん、何でオバマさんに平和賞なのって思ってる人、多いんじゃないですか。正直、僕もびっくりしました。オバマさんも寝起きですごいびっくりしてたでしょ。で、正直…」

村西利恵
「寝起きだったんですか、あれ(笑)」

青山繁晴
「ええ。あの、決まったのがね、決まったのが、まあ時差の関係でアメリカでは深夜でしたから。で、僕はこの件で最初にその、アメリカ側に聞いたのは、あるいは、ま、情報集めたのは、アメリカが仕組んだのかどうかね」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「うん、それは、まあ僕の調べた限りでは全然そうじゃなかったですね」

山本浩之
「へえー」

image[091028-14obama.jpg]

青山繁晴
「で、ノルウェーってあの、昔から実はアメリカの大統領とか政治家、国務長官とかにね、たくさん平和賞出してるんですよ(字幕:ノーベル平和賞はノルウェーで受賞者を決める)。これで皆さん分かると思うんですけどね、ノルウェーが気にしてるのはですね、もうソ連、ロシアのことが頭の、ま、はっきり言って9割ぐらいですよ。で、それはアジア考えてもね、たとえばこれから中国はもっと、どんどんどんどん大きくなっていくでしょ。だからこうアジアから見たら中国はどういうふうに出るかなって、みんないつも考えてるじゃないですか、最近は。日本も含めてですよ。で、昔から北欧諸国っていうのは、北ヨーロッパの諸国っていうのは、ロシア、ソ連がどう動くかをずーっと気にしてるわけですよ。従ってロシアをどうにかしてくれって願いが、いつもノルウェー人の考えるノーベル平和賞ってことになるんですよ。オバマさんに、その、ロシアの頭をちゃんと押さえてくれよと。あなたが言った核なき世界っていうのはできるわけではないけれども、しかしその、アメリカと一緒にその、ロシアの核弾頭もだんだん数が減っていったらいいねと、それをやって下さいっていうその、お願いなんですよね。しかし、これあの、僕の知る限りは、オバマ大統領自身が非常に困ってるのは、だって今、アフガニスタンで戦争やってんですよ。で、あの、これから年末に向けて、ひょっとしたら今年の年末にはアメリカの若い人、今日(会場に)日本の若い人いっぱいいるわけですけど、アメリカの若者はあの、アフガニスタンっていうね、僕のような専門家が行っても、もうほんとに恐ろしいなと思う所ですよ、正直なこと言うと。そこに10万人規模で行かなきゃいけない。それをこれからオバマさん、決めなきゃいけない時に、おまえ平和賞だと言われたから、これ大変困ってるわけですね。政権の中でほんとに困ってます。だから僕はアメリカが仕掛けたのかと思って取材してる時に、国務省の人から逆に、ほんとはこれどういういきさつなんだと。我々は大変困ってるんだけどっていうこと、逆に言われたんですね」

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