岡田外相が天皇陛下のお言葉について意見
2009.10.26 Monday 00:28
くっくり
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091023/stt0910231847007-n1.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091023AT3S2302H23102009.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091025/plc0910250129000-n3.htm
●民主党の西岡武夫参院議院運営委員長
「天皇陛下の政治的中立を考えれば、お言葉のスタイルについて軽々に言うべきではない。極めて不適切だ」「開会式における陛下のお言葉について、私どもが政治的にあれこれ言うことは、あってはならない。信じがたい」
(ちなみに、この批判に対して岡田外相は「天皇陛下の国会開会式にあたってのごあいさつというのは、国事行為ではないが、それに準ずる行為。一定の制約があるのは事実だが、制約があるということと、同じ言葉を繰り返すことは違う」と反論し、「具体的にこういうことを言うべきだと言ったわけではない。陛下のご意思として従来と同じように続けるというのなら、それは陛下の判断だ」と説明しています(産経10/23 19:31))
●宮内庁の羽毛田信吾長官
「陛下の憲法上のお立場をふまえれば、毎回違うお言葉になるような性格のものではない」と述べ、国政の場での陛下のお言葉には一定の制約があるとの見解を示した。また「陛下の国会開会式でのお言葉は国事行為に準じた位置付けであり、閣議で決定される」と指摘し、一義的には内閣で議論すべきとの考えも示した。
●別の宮内庁幹部
「憲法では、天皇は『国政に関する権能を有しない』と規定しており、政治そのものを扱う国会でのお言葉は慎重にも慎重であるべきと思う。中身が同じであっても、陛下は毎回気持ちを込めて読んでおられる」
●高崎経済大学の八木秀次教授(憲法)
「岡田氏の発言を要約すると天皇陛下に『お言葉のあり方を考えてほしい』と言っているに等しい。陛下は政治的、党派的な発言をなさらぬよう心がけておられる。国会開会式も諸々の事情を踏まえてあのようなご発言になっている。岡田氏の発言はそうした事情を十分に斟酌(しんしやく)しない、非常に不遜(ふそん)な発言に思える」と指摘し、そのうえで「仮に岡田氏の発言を踏まえて陛下がお言葉を変更されたとしたら強い違和感を覚える」
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