鳩山政権発足から1カ月
2009.10.18 Sunday 05:46
くっくり
「10年度税収は09年度当初見通しの約46兆円を割り込むのは確実で、政府は40兆円を下回る可能性もあるとみて、不足分は赤字国債で賄わざるを得ないと判断、赤字国債を増発する方針を固めた」という内容。
この時点でネットはすでに「選挙の時に言ってたのと話が違うじゃないか!」と沸騰。が、テレビや新聞ではさほど大きく取り上げられることはなかった。
それが14日になって、平野官房長官が政府高官としては初めて国債増発の方針を認め(時事10/14)、さらに同日、翌15日に締め切られる概算要求額が過去最大の90兆円超(数字については90兆円台前半、90兆円台半ばなど各メディア表現は違ってはいたが)になる見通しということを各社一斉に報じました。
ここでようやく「赤字国債」というキーワードが一気に全国規模に。
鳩山政権は赤字国債を増発してでもマニフェスト実行を断行するのか。あるいは借金をこれ以上増やさないためにマニフェストを一部反故にするのか。
そこのところはっきりしてほしいのが国民感情ですが、肝心のハッティがまたしてもむにゃむにゃに。
ハッティの発言をふり返ってみますと、忘れてしまってる人も多いと思いますが(私もそう)、実は今年5月14日、民主党代表選への出馬記者会見で、赤字国債発行を容認する発言をすでに行っていたのです。
「無駄遣いの削減だけですべてができるとは思っていない。政府も国債発行など大変苦しい状況の中にある。私どもも何らかの形の国債が必要になってくると考えている」(産経10/15)
ところが代表就任後は、選挙対策のためか反対論へと転換。
8月18日、愛知県豊橋市での街頭演説ではこのように発言。
「国債というものをどんどん発行して、税収よりも国債の方が多くなるような無駄遣い天国を作って、最後に国民の皆さんに負担を求める。こんなバカな政治をやめたいんです。やめさせようじゃありませんか!」(Youtubeより当時のニュース動画)
さらに8月23日、テレビ番組の各党党首討論でも以下のように主張し、赤字国債増発を重ねて否定。
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