国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
2009.10.03 Saturday 03:09
くっくり
パラオに住む人々の日本に対する親しみ、そして移民たちの故郷に対する思い、パラオの国旗にそんな気持ちが込められているとしたら、日本人としてこんなに嬉しいことはない。
吹浦さん曰く、パラオ政府は公式には「この旗は日本を真似た」とは一度も言っていないが、ただ、暗黙の了解で、このような話になっているとのこと。
image[19Bangladesh.svg.png]
バングラデシュの国旗も日の丸に似ている。
バングラデシュはもともとインドの東ベンガル州だったが、それがインドとパキスタンが分かれた時に東パキスタンとして、現在のパキスタンと2つ離れていて1つの国だった(バングラデシュはインドの東にあり、元は東パキスタンだった。詳しくはWikipedia>バングラデシュを参照)。
それが1971年3月26日に独立宣言し、12月3日から戦争になって19日に終わって、正式にこの旗になった。
その時に吹浦さんはそこにいたので、日付をよく覚えている。
吹浦さんは当時、国際赤十字の仕事で現地に行っていた。
国旗についても、最初の首相(シェイク・ムジブル・ラフマン)にいろいろ「献策」を申し上げたとのこと。
ちなみに吹浦さんは最初のバングラデシュ日本人会長でもある。
さらに、バングラデシュでの動乱の際の体験談。
ジュネーブ条約などいろんなもので形の上では身の安全は守られているが、実際はどうなるかわからない。
そのため、吹浦さんは日の丸と赤十字の旗を掲げていたという。
「自分は君たちとは違う国の人間なんだよ」ということを示すために。
日の丸に命を守られたということで、吹浦さんの日の丸に対する思いは深い。
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■その他こぼれ話(1)イタリアの国旗
image[20Italy.svg.png]
1796年にナポレオンがイタリアを攻めて統一(仮の統一)したが、イタリアの旗を作る時に、フランスの旗の青を緑に変えた。
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