国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
2009.10.03 Saturday 03:09
くっくり
image[09Ethiopia.svg.png]
アフリカの国旗には赤、黄、緑の三色を使ったものが多い。
それは、アフリカで最も古くから独立を守り抜いているエチオピアに敬意を表し、エチオピアの三色のデザイン(上の画像)を自分たちの国旗に取り入れているからだ。
アフリカの中東部に位置するルワンダもかつては例外ではなかった。
image[10Rwanda_1962.png]
ちなみに中央の「R」は、「Rwanda(ルワンダ)」と「Revolution(革命)」を表していた。
しかし2001年、ルワンダは国旗を変えた。
新しいデザインはアフリカでは大変珍しい青を使ったもの。
image[11Rwanda.svg.png]
なぜ青を使ったのか。
その裏にはこの国が背負う悲しい歴史があった。
革命によって独立を果たしたルワンダ。
しかしその後も同じ国民同士の争いによって血を流すという悲劇が。
その結果、100万人もの大虐殺が起こり数百万人もの難民が生まれてしまった。
「仲間同士が争って血を見るのはもうたくさんだ!」
ルワンダは血を連想させる赤を捨て、平和への願いを込めて青をあえて採用した。
ルワンダの国旗の青、それは世界一、切ない決意を秘めた青なのだ。
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■ドイツの国旗の変遷
image[12Germany.svg.png]
ワイマール時代、1919〜1934年の国旗。
その後ヒトラーが廃止したが、戦後また復活した。
image[13German_Empire.svg.png]
昔のドイツの国旗がこちら。
1871年にドイツが帝国としてひとつにまとまった時から、1918年にベルサイユ条約でドイツが降伏するまでのドイツ第二帝国の国旗。
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