国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より
2009.10.03 Saturday 03:09
くっくり
そんなある日、今まで降り続いてた雨が途端に止み、まばゆいばかりの太陽が顔を出した。
「太陽も我々の独立を味方してくれている!」
兵士たちはこの太陽に勇気づけられ、ついに独立を勝ち取った。
そして国旗が作られた。
一面ライトブルーに染まった大空に、あの日、民衆を勇気づけた太陽。
これは「ソル・デ・マヨ=5月の太陽」と呼ばれ、今もアルゼンチンの国旗に燦然と輝いている。
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■感動のドラマ(2)宗教の壁を超えて…
image[06India.svg.png]
人種、宗教、文化が複雑に混在する多民族国家インドの国旗がこちら。
中央にあるのは24本の軸で描かれた円。
これは輪廻思想を表す仏教のシンボルマーク。
上のサフラン色はヒンズー教、下の緑色はイスラム教を表している。
そして真ん中の白は、他の宗教を信じる人々への寛容の心を表している。
この国旗をデザインしたのは、非暴力主義を唱えたインド建国の父・ガンジー。
インド人同士が宗教の壁を超えて、ともに歩んでほしいという思いが込められている。
image[07Pakistan.svg.png]
インドの隣、パキスタンの国旗はこちら。
イスラム教が圧倒的多数を占めるので、国旗にもイスラム教の象徴である緑色を。
が、やはり左には白い部分を残し、イスラム教徒以外への寛容の心を表している。
image[08Sri_Lanka.svg.png]
さらに、インドの南に浮かぶ島国スリランカの国旗がこちら。
スリランカは国民の大多数が仏教徒。
しかし、その左側にはやはりイスラム教の緑色とヒンズー教のサフラン色が配置され、少数派への心遣いを見せている。
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■感動のドラマ(3)青に秘められた決意
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