「アンカー」鳩山政権の経済対策は四方八方美人で国債大増発?

2009.10.01 Thursday 02:00
くっくり



image[090930-18frip.jpg]

村西利恵
「ここでズバリキーワードは『非の打ちどころのない矛盾』。矛盾なのに非の打ちどころがないっていうのは不思議な言葉ですが、民主党の政策の中で今後必ず生じる大きな矛盾について、このあと解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、2つめのキーワードがですね、『非の打ちどころのない矛盾』なんですよね。民主党の政策のこの矛盾点について、引き続きお願いします」

青山繁晴
「はい、その非の打ちどころのない矛盾というものがどういうものか。一番最近皆さんがお分かりの例をまずもう一度見てみましょう。はい」

image[090930-19summit.jpg]

村西利恵
「それが国連気候変動サミットでの鳩山総理の発言、『日本は温室効果ガスを2020年までに1990年と比べて25%削減する。途上国へのさらなる経済的、技術的支援を行う用意がある』」

青山繁晴
「まさしくここだけ見たら非の打ちどころがないわけですよ」

村西利恵
「確かに」

青山繁晴
「日本は世界に先駆けて温室効果ガスを25%減らしますと」

村西利恵
「高い目標を掲げて」

青山繁晴
「要するに自分たちが苦しまなくてすむ他の国々は拍手喝采してですよ、その、そういう意味では外交では別に非の打ちどころはないように見えるけれども、ここに巨大な矛盾があるわけですよね。要するにこれはもう先週お話ししましたけど、経済的あるいは技術的支援を行う用意があると言ってるけど、用意がないじゃないですか。で、どう用意がないかというと、この経済的支援と言うけど、それは財源がないんですよ、ええ。で、要するに新しい税金を導入しようかって話だけあってですよ。で、しかもさらに技術的支援の用意というのも、その、日本がせっかく民間が苦労して築いてきた環境技術をビジネスにする用意はできてなくて、それをただ支援すると言ってるだけ。だから非の打ちどころのない矛盾を抱えてるっていうのは、これも大きな例なんですよね。そしてこれね、鳩山さんの個性もありますよ。あの、良く言えば明るく楽天的なんだけど、悪く言うと要するにこう、シンボルになるようなことを口から言ってくれるのはいいけども、その下でどういう備えがあるのかがないんですよ。だからやっぱりあの、かつての非自民政権の細川さんと似てるとこあるなと。やっぱりお殿様っていう感じが似てるなあという気もするんですが、その、鳩山さんの個性はあるけれども、いや、もっと深いところにこの政権がそもそも抱えてるところの、非の打ちどころのない矛盾があるんですよ。それ何かというと、これです」

[7] << [9] >>
-
trackbacks (0)


<< 「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(3)
国旗に秘められた物語第2弾「ビーバップ!ハイヒール」より >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]