「アンカー」鳩山政権の経済対策は四方八方美人で国債大増発?
2009.10.01 Thursday 02:00
くっくり
村西利恵
「少なくともいったん景気は悪くなる」
青山繁晴
「はい。これはですね、まあ鳩山総理がうつむいてる写真はね、スタッフが選んだんでしょうが、これほんとは鳩山さんはこう思ってないんですよ。で、そこが実は大きな問題のひとつなんですが、これ、いったん景気は悪くなるっていうのは、現状を考えていただくとね、すでにその、何度も言いました通り、日本経済に今までないことが起きてて、今までは失業率だけは低かったのに、失業率が上がってて、若い人と、特に若い人と、それから特に家庭の大黒柱、つまり男性の就業者が失業に苦しんでいるという状況にあってですね、これ実はその、前政権、麻生政権の時代からね、特に選挙の時にもう景気は底を打ったんだと、大丈夫だといわれて、言われてる側の国民で、そうだ、自分たちの生活派少し良くなってきたとか、あるいは自分の勤めてる会社良くなってきたとか、あるいは給料がちょっと上がってきたとか、あー、それから周りで仕事のない人が減って、みんな仕事がちゃんとあるようになったとか、思ってる人ほとんどいないでしょ」
山本浩之
「いないですね」
青山繁晴
「少なくとも僕の友人知人含めても、たとえば高校の同級生、高校・大学の同級生考えても、
そんな人ひとりもいないわけですよ。現状がそうなのに、さらに少なくともいったん景気は悪くなると」
村西利恵
「今よりも」
青山繁晴
「はい。ドンとつまりその、二番底って経済で言うけども、深刻な二番底、下手すると三番底がドンドンとあるであろうということを言わざるをえないんですね。で、とりあえず、今、こういうショックが起きたって言われてることがあります。はい、ちょっと出してくれますか」
image[090930-09shock.jpg]
村西利恵
「それが鳩山政権を襲った『9・28経済ショック』。おととい月曜日のことですが、東京外国為替市場で一時1ドル88円台の前半をつけ、急激な円高となりました。その影響もあって、日経平均株価が一時1万円を割り込んでいます」
青山繁晴
「はい。これね、いわば鳩山政権のその、こう出だしの、頭をパーンとはたいたみたいなもんなんですよ。というのは、いよいよ予算編成始まったんですよね。それが今までにない画期的な予算編成で、補正予算も本予算も今までの考え方全部組み直してですよ、無駄を省いて、新しい希望の持てる予算を作りましょうと、始まった途端に円高株安が起きたわけですね。で、もちろんこれだけにこだわるのは良くないです。今いちおう1ドル90円にいちおう戻ってるし、それから1万円もぎりぎりだけど、大台にまた戻した。その、為替も株も行ったり来たりするもんですから、それにこだわりすぎるのは良くないけれども、しかしこれはその9・28ショックとその、経済の世界で言われてる通り、頭をはたいたと。つまりこれからの日本経済はその、先の見通しが立たない。株は常に先を見ますから。先の見通しが立たないよ、その大きな原因は円が高くなって、日本経済は大打撃を受けるからだと、これはっきりしてるわけですね」
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