くっくり式 鳩山内閣閣僚名簿(上)
2009.09.19 Saturday 03:22
くっくり
※ミスター年金
・年金記録問題について、2009年8月9日のNHK番組で、自民党の石原伸晃幹事長代理が「一番の問題は、一部の非常に強い組合の人が(記録管理を)サボったことだ」と発言した。これは社保庁の最大労組が、民主党支持の連合傘下にあることを念頭に労組(=自治労)を批判したもの。さらに社保庁職員が給与を受け取りながら無許可で労組活動に専念していた「ヤミ専従」問題に触れ「刑事告発され国庫に(不正に受け取った給与の)返還までしている。どうしようもない人たちだ」とまくしたてたところ、長妻氏の怒りに火がつき、「人のせいにするなら政権交代してください」[スポニチ8/9]。
・私くっくりは拙エントリー07/6/12付:「たかじん委員会」年金問題と自治労、麻生太郎で、「民主党には長妻さんとか、年金問題で頑張ってる議員はたくさんいるみたいですが、彼らは果たしてこういった自治労の害悪について、国民に向けて説明したことがあるんでしょうか?少なくとも私は一度も見聞きしたことはないんですが。民主党の悪い部分も晒すことになるし、参院選前にそれはマズイだろってことで、自治労については見て見ぬふりを決め込んでたりしません?」と書いた。それから2年以上経つが、長妻氏の口から「自治労」の批判を一度も聞いたことがない。
* 長妻氏自身は「選挙で自治労に応援してもらったことはない」と発言している。
・ちなみに、年金記録問題が安倍政権下に表面化した理由として、社会保険庁の解体と民営化、公務員の天下りの改革などを進めた安倍政権を倒閣するために、社保庁自らが長妻氏を中心とする民主党サイドやマスコミにこの問題をリークした——と、当時多くの識者から指摘があった。
※官僚への対決姿勢
* 国会答弁で回答のなかった質問事項に関して、内閣に対する質問主意書の提出を積極的に行っている。3期目(2005年9月から2009年7月まで)の提出回数は、全衆議院議員中4番目に多い。
* しかし長妻への答弁書作成で官僚サイドは徹夜することも珍しくない。霞が関では「官僚泣かせ」で名が通り、国の施設に入るテナントの選定や使用料などを個別に聞く質問主意書では電話帳並みの厚さになる答弁書を作成させられるなど、他の議員よりも膨大な調査を求めるケースが多いという。
[7] << [9] >>
comments (1)
trackbacks (1)
<< 「アンカー」鳩山内閣の特徴&日米間3つの難題と抜け道
くっくり式 鳩山内閣閣僚名簿(下) >>
[0] [top]