「アンカー」鳩山内閣の特徴&日米間3つの難題と抜け道
2009.09.17 Thursday 03:00
くっくり
●(菅さんは国家戦略担当、予算を束ねる所という報道もあるが、財務省とはどう向き合う?)これは藤井さんは我慢ですまなくて、菅さんが予算の全部わかってるとは言い切れないから、菅さんが上から言ってきた場合には当然ぶつかる。もう対立の根がここに1個ある。少なくとも間もなく出てくる。だって予算編成どんどんやらなきゃいけないから。もう1つ気になるのは、亀井さんを郵政問題の担当にしたことはさておき、金融担当もくっついてる。金融担当は予算に直接関係ないとは言いながら、でも経済に関係あるということで、藤井さんと菅さんのぶつかりに亀井さんが首を突っ込んでくる可能性は十分ある。国民新党はこのままでは存在感薄れるから、亀井さんは金融の方から照らして予算のことも話を入れてくる。たとえば中小企業の手当のために別の予算を考えろとか。中小企業のために借金をしばらく返さなくていいという提案もすでにしてる。それの実行なかなか難しいから、予算の手当をやってこいと、それで中小企業に恩恵を与えろと。自分の言葉をカバーするためにもおそらく言ってくる。そうすると政権の中軸のラインで対立がおそらく出てくるだろう上に、本来、郵政問題担当は総務省。総務大臣の原口さんがやらなきゃいけないのに、亀井さんがやるとなったら、原口さんは処世術に長けてるからすぐにはぶつからないだろうが、根本的にはやはりぶつかる。そうするとこの内閣というのは、パッとみて意外とあまりフレッシュじゃないもともと定評のある方、ベテランを起用した内閣だが、それだけに対立したら、お互いに自分の価値観がはっきりしてるだけに譲れないという気配がある。
●女性2人のうち法務大臣の千葉景子さん、あまりにはっきりしててびっくりした。外国人地方参政権推進派。この人を法務大臣に持ってきたのは、内閣としてその意志を明確にしたということだと思う。小沢さんはすでに1年以内にやりたいと言ってるから、ここにも小沢さんの影が差している。
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