「アンカー」鳩山内閣の特徴&日米間3つの難題と抜け道
2009.09.17 Thursday 03:00
くっくり
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●(鳩山内閣の特徴について)具体的な人間の顔を見て判断するのが正しいと思う。そうすると全体からにじみ出てくるのは、ここにいない人の顔。このあたり(鳩山総理の上あたり)から小沢さんの顔が見えてると言わざるをえない。労働組合の出身者が目立つ。官房長官の平野さんは電機の労働組合。直嶋さんは自動車の労働組合で経済産業大臣というのはびっくりな話。文部科学大臣の川端さんも東レの労組、繊維の大きな労組出身。労組出身にどうして小沢さんの気配を感じるかというと、小沢さんはあとから民主党に合流した人。それまで民主党はどちらかというと元自民党組の勢力が強かったのが、小沢さんが来てから労組出身者、左派に近い人を、今言った人はあまり左派じゃないが、労組をベースにして小沢さんは力を拡大してきた。労組は組織力あるし、カンパという名目でキャッシュを集められる。人とカネを小沢さんは利用してきた気配がある。人選は鳩山さんがやってると思うが、14日に小沢さんに最後了解を得た。10分間という短さがよけいに影響力を感じる。鳩山内閣だけど小沢内閣の気配が濃厚に漂ってる布陣。
●(参議院から入閣多い。来年の参院選を見据えた布陣?)参議院議員会長の輿石さん、この人も小沢さんに近いが、2人入れてくれと言ったのが3人入ってる(4人では?千葉さん、福島さん、直嶋さん、北澤さん「民主党」から3人の意なのでこれで合ってます)。参院選に勝てば小沢さんの力はますます強くなるから、3人入ってるのは明らかに参院選への配慮で、これも小沢シフト。
●(小沢さんと仲良くない藤井さんが入っている)藤井さんはずっと小沢さんを庇い続けた人だが、西松事件の時に代表辞任するべきだと1回言っただけで小沢さんに憎まれてる。それが影響したのか藤井さんはいったん引退した。復帰をお願いしたのは鳩山さん。もう予算のシーリングは終わってて、予算作業が本来進んでる時に政権を取って、予算編成組み直していったら、必ず予算編成が遅れる。景気に決定的な悪影響を与えかねない。時間に追われながらの予算の組み替えという、史上一度もやったことがないことを誰ができる?藤井さんしかいない。鳩山さんは拝み倒して藤井さんを呼んだ。そういう経緯をいっさい言わずに藤井さんは我慢している。藤井さんとは考え方が違うので好きというわけではないが、今回は本当に国のために我慢されてると思う。
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