「アンカー」鳩山内閣の特徴&日米間3つの難題と抜け道
2009.09.17 Thursday 03:00
くっくり
青山繁晴
「はい。で、(地図示して)ここにアフガニスタンがあってですね、この下にインド洋があるわけですけれども、このイラクでも勝てないから、オバマ政権は兵力をアフガニスタンに集中して、もう何万とアメリカ軍もいてですよ、で、ここでテロとの戦いってやつをやりたいって言ってて、で、インド洋での給油っていうのもその支援なわけですね。で、ところがですよ、これアメリカ軍以外にその、NATOの加盟国を中心にたくさんの国々が参加してるわけですけど、その、実はこの7月にですね、タリバンの大攻勢があってどうなったかというと、今アフガニスタン全土の97%がタリバンがほとんど支配してるようになってるわけです」
村西利恵
「ほぼ全域を」
青山繁晴
「だから、これにもうあの、嫌気が差してイギリス軍とかドイツ軍がもう撤収したいという気配があって、オバマさんは、日本は油、給油をやめるだけだと言ってるけど、それをきっかけにイギリス軍もドイツ軍も撤収してしまったら、いったいもうどうなるんだと。だから(撤収は)やめてくれってこと言ってるわけですよ。それなのに民主党の側は、とりあえず党内で、油から水へというのがあるから大丈夫だと今まで言ってきたんですよ。政権取るまでですね。それはどういうことかというと、ここに例の政策インデックス、マニフェストの前に出たやつがあってですえ、えー、ちょっと…(村西さんに「読み」を促す)」
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村西利恵
「『NGOとも連携しつつ、経済的支援、警察行政改革を含めた統治機構の強化、かんがい事業、医療・物資の輸送を検討していると」
青山繁晴
「はい。これ、いろいろ書いてますけど、簡単に言うとですね、要するに給油やめるかわりに、つまり油やめるかわりに、たとえば水があるじゃないかと。で、直接やるんじゃなくて、NGOにお金を出してですよ、NGOの技術や人をもってね、たとえば、灌漑用水、農業用水を整備したり、あるいは水道も整備したりですね、そういうことができるんじゃないか、だから結局アメリカとも何とかなるんじゃないかという考え方があって、今まで甘く見てたんですが、これは困難になったわけですよ。どうしてかというと、タリバンがほとんど支配してる所でですよ、NGOの方々が水を引いたりできるんですか?と。その時に亡くなった方が、亡くなる方が出たらどうするんですか。で、ここに警察も書いてあるけど、ここに文民警察官を送り込んでタリバンに襲われたらどうするんですか、というようなことで、それが困難になってしまってるってことになるんですね。で、この中でね、この政策インデックスの中で、経済支援ってあるじゃないですか。これもちろんいろんな意味あるけど、これやっぱり結局はこういうことになるんですね。はい、出して下さい」
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