外国人から見た日本と日本人(14)

2009.09.07 Monday 01:48
くっくり



 「ご縁があったのですね」という日本の言葉がとても好きです。そう言って、僕を見守り励まして下さる日本の方々のためにも、僕、「がんばりまーす!」

■ブラッド・トウル=カナダ人。1975年(昭和50年)生まれ。和歌山県旧本宮町(現田辺市)で英語指導助手、北海道でスキーインストラクター、ロッキー山脈で登山ガイドなど、さまざまな経歴を経て、平成18年から田辺市の観光協会で働く。世界遺産・熊野古道への外国人観光客の増加を目指し、情報の発信や地元旅館の受け入れ態勢作りなどに力を注いでいる。
産経新聞09/8/24付<新関西・笑談>「KUMANOを世界へ〜さすらいのカナダ人〜(1)」より

記者
「世界中を渡り歩いてきた中で、熊野古道の魅力を教えてください」

トウル氏
「世界のどこにも負けないぐらいの自然です。暖かくて雨が多い。木や虫、植物の種類、多様性はすごいです。さらに豊かな自然と、人間とのかかわり。山伏が来て神主が来てお坊さんが来て…。世界では宗教戦争が続く中、柔軟性というか、寛容の精神がとても新鮮で素晴らしい。誰でも自分なりのイメージが作れる、そんな場所だと思います」

記者
「カナダでは、日本がどんな国か広く知られていないような気がします。そもそもなぜ日本に?」

トウル氏
「初めて来日したのは平成7年11月、大学1年の時です。日本からの留学生と友達になり、千葉県へ遊びに行きました。予備知識がなく、箸にも左側通行にも何でもびっくり。特に和室は別世界に思えました。友達の家で朝食に魚が丸ごと一匹出たのも覚えています。魚は大好物ですが、カナダの内陸部出身なので誕生日に食べられるくらい。しかも冷凍。毎日魚を一匹食べられるなんて、と好印象を持ちました」

記者
「“魚”で日本が好きになったのですね。熊野古道を知ったきっかけは」

トウル氏
「人は親切だし魚は食べられるし、カナダに帰国してからもずっと日本に住みたいと思っていました。その矢先に日本で英語の指導助手をする交流事業を知り、応募しました。希望地は関西。それも大きな町には興味がなかったので、田舎に行きたいと希望を伝えました」

記者
「なぜ関西を」

トウル氏
「初来日の時、テレビで面白いコメディアンを見ました。友達に『それは関西人だよ』と言われ、関東と関西の違いも説明してもらいました。『関西って面白そうなところやな』とずっと思っていました」

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