2009.09.07 Monday 01:48
くっくり
日本の方々のそういうさり気ない気遣いは暮らしの中でも、よく感じますよ。僕が熱心に勉強していたり、本に集中していたりする時は、側を通っても、決して声をかけずにそっとしておいてくれ、後であいさつしてくれたりします。相手の状況をよく見ていて、邪魔しないでいてくれる配慮は、控え目だけど胸にジーンと来るものがあります。
僕はまだ日本に慣れていなくて、日常生活でも、日本語でも、悪戦苦闘の日々なのですが、いろんな場面で、皆さんが「がんばって」「がんばって下さい」「がんばってね」と声を掛けて下さいます。
実は初め驚いたのです。よその国ではそういう経験があまりないからです。日本では乗り物などでマゴマゴととまどったりすると、周りの方の「がんばれ〜」光線を感じます。見も知らぬ僕もためにハラハラと心配してくれているのですよね。例えば、これがフランスなどですと、むしろ、冷たい視線を受けてしまいます。自分の権利やふるまいには自信や主張を強く持っていますが、他人にはかなり冷たいところのある国ですから。
逆に日本は、僕のようにあまり深いつきあいのない外国人であっても、そんな風に誰もが励ましのエールをくれます。温かいなあと感じます。「がんばって」と身近な皆さんに言われて、それがプレッシャーだった時もあるのです。こんなにがんばっているのに、自分はそんなにがんばっていないように見えるのだろうか、と。今は、その言葉が励ましの意味だけでなく、むしろ「見守っていますよ」という温かい気持ちの代わりの言葉なのだと解って来ました。
僕がこうして日本で学ぶことができるのは、世界で第二位、全体の一〇%を超える日本のODA(政府開発援助)のお陰なのです。
現在は、どの国でもそれぞれの問題を内外に抱えていて、大変な時代です。その中で、支援を求める国々に対して、こうした援助ができるのは本当に日本が強い国だからだと、僕は思っています。そして、強いというのは、余裕を持った本当の優しさを持っているということだと考えています。日本人はシャイで控え目な態度の人々ですが、根っからの優しさを持っていると、僕は日本に来てから強く感じました。
水の貴重な国からやって来た僕は、今、水についての研究をしています。いつの日か祖国の人達の役に立つような仕事がしたいのです。その勉強の機会を与えて下さった日本や日本の人達のご好意に報いるためにも、懸命に勉強しようと思っています。
[7] << [9] >>
comments (10)
trackbacks (3)
<< 「アンカー」早くも問題山積 鳩山新政権は危機に対応できるか?
「アンカー」小沢支配政権!?&民主党にすり寄る公明党 >>
[0] [top]