2009.09.07 Monday 01:48
くっくり
美しい長谷寺!十一月の雨の降るそのえもいわれぬすばらしさは決して忘れないでしょう。わたしたちは跳ねを飛ばしながら泥と水をかき分けて進み、山を登り、寺院を見て、空腹や濡れた服のことを忘れ、しばらく留まりました。
というのもこの壮麗な谷において、自然はその最善を尽くし、遠い島の美を真似ているのです。轟音をあげる山川(やまがわ)[訳者注:初瀬川のことか]が泡立つ広い流れとなって走る裂け目をのぞきこみ、また楓で燃えるような対岸の険しい山を眺め、わたしたちは同時に叫びました。「ハワイの渓谷にそっくり!」と。
「東京に暮らす—1928〜1936」より
日本人には私たち(イギリス人)にはない落ちつきがあります。人生が彼らの中や傍を流れていきます。彼らはあせって人生を迎え入れたり、人生の舵を取るようなことはしません。流れが運んでくるものを受け取るだけです。
日本人をよく知る外国人は、日本人がとても誇り高く、しかも恥かしがりやで驚くほど繊細であるという、どちらかというと不利な性格の持ち主であることを知っています。
「日中戦争見聞記—1939年のアジア」より満州国についての記述
「満州国」では太古からの歴史をもちながらも、今なおみずみずしい大地の上に、五つの民族の協和によるまったく新しい世界が生まれようとしているのだ。ここはアメリカを、それも今日の合衆国にはもはや見られないパイオニア時代のアメリカ、「辺境(フロンティア)」のアメリカを想起させる。そうだ、ここには爽快大胆な精神がいまだに活動できる土地、辺境が見受けられる。
もちろんオーストラリアと比べた時と同様、アメリカと比べても違いがある。ここで活動するのは個人ではなく団体である。新しい土地における新しい人々による国家的、経済的ならびに文化的な新天地建設計画の実施である。新国家にこのような魅力を与えるものを、おそらく新京におけるほど強烈に感ぜられることはあるまい。
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