GHQ焚書「敗走千里」より支那軍の実態
2009.08.23 Sunday 02:41
くっくり
「長期抗日戰」——
そんなものは、蒋介石一族、親露派、英米派の失敗の跡を誤魔化さうといふこけ威かしにしか過ぎないものだ。要するにそれは、政權に戀々(れんれん)とした、彼等の保身延命策にしか過ぎないものだ。
彼はつくづくと、この無意味の戰爭が呪はしくなつた。全然無力の彼として、この戰爭を止めさせることは不可能だが、併(しか)し、自分個人をこの戰爭の渦中から脱出させることは、出来る、そして、それは何ものに對しても恥じることのない、許されていゝことだと思つた。(p.352-353)
陳さん、辛辣ですなぁ(^_^;
さて、その後陳子明は李芙蓉を追い求めつつ、他の便衣兵ら(約15人)とともに行動します。
彼等は完全に「匪賊」の生活に入り、挙げ句に味方の炊事兵(5人)を襲撃、全員射殺した上で掠奪(しかも味方を殺しておいて「他愛のねえもんだなあ」と残忍にも笑ったりしている。陳は怖くて森の方に逃げ込んでしまった)と、もう何でもあり状態。
そんなある朝、農家の牛小屋で目覚めると、近くで日本軍の攻撃の響きが。
彼等は仕方なく、またそのへんの味方部隊に紛れ込みます。が、これが敗走の大縦列部隊でした。
陳子明は敵の機関銃に右肩を撃たれ、意識を失います。
そして、気がついたら陳は傷病兵の収容所にいました。
李芙蓉と間違えて看護婦の手を握り、「人違いです。あんた、気がどうかしてるんです」と邪険にされてしまいます。
敵の鉄砲の音がまた近づいてきます。天幕がびりびり震えます。
「また退却だとよ!すぐに蘇州河を越してその対岸に引き移れっていう命令だ!」という誰かの声で、この物語は終わります——。
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実はこの「敗走千里」には続編があります。
その名もずばり「続敗走千里」(そのまんまや!(^_^;)。
「敗走千里」購入時、古書店の方に「『続』もありますがどうしますか?」と言われ、初めてその存在を知りました。
その時は購入を見合わせたのですが、「敗走千里」を読了した今、購入しようかしまいか迷っているところです。
では最後に、全体的な私の感想を短く。
とにかく陳子明の強運には驚きます。日本軍とは何度も戦闘になるし、督戦隊にも攻撃されるし、仲間は次々に死んでいくし、上官同士の諍いにも巻き込まれるし、そりゃもう大変。よく生き残れたものです。
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