2009.05.30 Saturday 00:25
くっくり
旅行中に出会った人も、とても親切でしたよ。例えば、青森の旅館に泊まっていたとき、私達のほかには泊り客がいなくて、そこのオーナーの方が毎晩温泉まで運転してくれました。また、私達が道を尋ねると、店員さんがお店から出て来て二百メートルくらい先まで一緒に歩いてくれたり、電車が故障で遅れたのでホストファミリーに電話をかけたかったのですが、携帯電話を持っていなかったので近くにいた若い女性に事情を説明すると、彼女は私のホストファミリーに電話をかけてくれました。彼が歌舞伎町の焼き鳥屋に一人で入ったときも、サラリーマンが御馳走してくれたそうです。
その反面、私達が滞在したスキー場には、オーストラリア人がとても多かったのですが、そのマナーの悪さには、何度か恥ずかしい思いをしたことがありました。〈中略〉私の国では「自分の心配だけしていればいい」という雰囲気があるのですが、日本人はまったくの他人に親切にしてくれたり、細やかな配慮をしてくれます。それは、日本人が他人や自分が属しているものに対して、連帯感や責任感のようなものを感じているからなのだろう、と思いました。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!—外国人54人が語る」より
十数年暮らしてみて、日本は本当に差別のない国だと感じます。あらゆる種類の店の店員は親切でサービスが良く、それは日本人、外国人いずれに対しても分け隔てないようです。これは、意識の底に必ず人種差別の心を持っている欧米人とは異なるものです。
〈中略〉また、ガイジンと呼ばれることに違和感を覚える外国人の話を聞きますが、私の場合、それは差別的な意味で日本人が使っているのではないことが、日本人と付き合っていくうちに分りました。一般の日本人は普段、ほとんど外国人と接することなく生活しています。それゆえ、いざ外国人に出会うと最初は不安になるのです。怖がっているといっても大げさではないかもしれません。このガイジンは、日本語がしゃべれるのか、日本人のことを分っているのか、日本人と同じように行動できるのか、いったい日本で何をやっているのか……などと。しかし、そういうガイジンに不慣れな日本人たちも、私なら私のことが分ってくるにつれて、こちらがガイジンだということを忘れて付き合ってくれるようになります。
[7] << [9] >>
comments (18)
trackbacks (0)
<< 「アンカー」北核実験の裏側&日本は核武装議論を!
1100人参加のデモが報道されない不思議 >>
[0] [top]