2009.05.30 Saturday 00:25
くっくり
私が考える国民の資質の基準は、礼儀正しさや道徳水準はどうか、秩序や公正さを重んじるかということです。また、社会ルールを守るかどうかです。例えば、分かりやすい例として、日本では交通ルールが守られているのが普通ですが、中国では日常的に交通ルールが守られていないのです。こうした意識の差が、国として発展するか、遅れてしまうかの差になって現れます。中国では、そうした精神的な文明の程度が、最近の経済水準や生活水準の上昇に伴って高くなっていない、追い付いていないのです。日本は経済発展を達成すると同時に、良い伝統も残していると思います。
〈中略〉中国では手厚い扱いを受けるのは金持ちか地位のある人間、または関係者であることが多いのです。能力があっても人脈がなければ必ずしも重用されないという傾向があります。こうした感覚や習慣は社会の至るところに蔓延(まんえん)していて、人々は麻痺している感じさえあります。日本人は地位や人脈といった前提なしで平等に人を処遇しようとするところがいいと思います。
それから、例えば私はスーパーに買い物に行ったときに財布をなくしたことがあり、電車の中で携帯電話をなくしたことがあります。しかし、財布は交番に、携帯電話は駅に届けられていました。両方とも見付かったのです。これには驚きました。日本では秩序が重んじられ、道徳水準が高い証拠です。この結果は、一般の民間人でも公徳心が高いことをよく証明しています。日本人の礼儀正しさも特筆すべき長所でしょう。これは、日本ではどこに行ってもサービスの態度が良いことに表れていますが、すでに外国人によく指摘されていますので、私から多言の必要はないでしょう。
最後に、いまから十数年前、東京の大学院を卒業する前に妻と共に正月休みに京都、大阪など関西を旅行したときのことを話しましょう。神戸で五十過ぎと二十過ぎの父娘に道を尋ねたのがきっかけで、二人は見知らぬ私たち夫婦と終日タクシーを使って神戸観光に回ってくれたのです。こんなことがあるのかと、とても感激しました。これも、一般の民間人の親切心が高いためにできる行為ではなかったかと強く感じました。私たちの神戸に対する印象をすこぶる良くしました。
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