外国人から見た日本と日本人(11)

2009.05.30 Saturday 00:25
くっくり


「台湾人元志願兵と大東亜戦争」より

 現代では、帝国主義による拡張政策は侵略と呼ばれ、国家悪の元凶と考へられるやうになったが、それは大東亜戦争といふ試練を経て会得した人類の思考の進歩であり、多大の犠牲を払ったあげくに達し得た理念である。換言すれば、大東亜戦争といふ一大転機がなかつたならば、依然として帝国主義の時代が続いてをり、各国は領土拡張に鎬を削つてゐたであらう。

■呉善花(オ・ソンファ)=1956年(昭和31年)、韓国・済州島生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際学部教授。日本評論家。日本に帰化済。
2008年11月15日に行われた第4回教科書改善シンポジウム「日本文明の想像力—子供たちに伝えよう、元気な日本」にて

 ある韓国人の映画監督が日本人監督と共同で映画を制作した時、どうも日本人とは感覚が合わないと私にぼやいたことがあります。例えば母親が亡くなるシーンで、韓国人監督は娘役にワンワン泣かせようとします。ところが日本人監督は娘役に、後ろを向いて少しだけ涙を拭くような演じ方をさせようとする。これが、韓国人には分からないんですね。そんな演技では悲しんでいることが伝わらないではないかと思うのです。

 しかし日本には、察する、という文化がある。ある程度の距離感を持ちつつ、心だけを相手の気持ちに入り込ませていく感覚。言わなくても分かるよという気持ちです。これは本当に素晴らしいですね。

 ただ、外国人には分かりにくい美意識ですから、察するという文化があるのだということを、積極的に説明していくべきでしょう。

■中方健治(なかがたけんじ。中国名=方建超)=中国人。1955年(昭和30年)生まれ。中国で大学の助手をしていた時に来日。現在は会社員として日中貿易業務にあたる。日本滞在期間18年(1999年、日本に帰化)。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!—外国人54人が語る」より

 日本に対する印象を頭に思い浮かべるとき、私は無意識に日本と中国を比較しています。そして、歴史の疑問に対して私が見付けた答えは、日本では「教育は百年の計」と言いますが、近代中国は国民教育を軽んじたため、今日に至るまで国民の資質に問題が残ってしまったのではないかということです。

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