外国人から見た日本と日本人(8)

2008.12.23 Tuesday 01:45
くっくり



 日本は韓国の「独立」という実にもっともな動機から、中国、そしてロシアと戦った。第二次世界大戦後の日本は、自分たちは何のために戦ったか忘れてしまったかもしれないが、日本はとにかく当時の国際慣行を律儀に守り、それにうながされて行動したのだ。

■ソムアン・サラサス=タイ人。元タイ国陸軍大尉。戦時中、進駐していた日本軍にタイが20億バーツ(30億円)を貸与しており、その返還交渉で来日した使節団の顧問。戦前、政変で国を追われた父、プラ・サラサス・ポラカン元経済大臣に随伴して日本で亡命生活を送った。頭山満などにかわいがられた。1996年4月28日没。
池田勇人蔵相が日本の経済事情を説明し、返済の値引きを求めたところ、ソムアン顧問は即座に了承。その時の心情を次のように語った。

 「国に帰ったら、殺されるかな」とフッと思った。けれど、「まあいいや、友邦日本は悲惨な状態なんだから」と自分に言い聞かせました。

 日本国民は餓死寸前の時でありました。日本中が焼け野原でした。そして皇族も華族もいなくなり、有力な軍人と賢明な役人と高潔な政治家は牢に叩き込まれて誰もいません。アメリカはそっくり返って威張っている。団員は口々に「こんな気の毒な日本を見ていられるか」と言いましたよ。だから、私に向かって池田勇人蔵相が熱心に払えない理由を釈明していたけれど、全然聞いていなかったのです。

※サラサス父子は、さらに「あまりにも日本の少年少女がかわいそうだ」と言って、私費で象の「花子さん」と米10トンを贈ってくれました。また、父のプラ・サラサス氏はマッカーサーと直接あって、「将来、アメリカはソ連とかならず対決する日が来る。その時、力になるのは日本である。日本をいじめる事は、アメリカのためにも、アジアのためにも、ならない」と進言しています。ソムアン・サラサス氏についての詳細はこちらを参照。

■ガザリー・シャフィー(シャフェー)=マレーシア人。元外相。アセアンを結成した功績により国連ハマーシェルド賞を受賞。アジアを代表する外交官。

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