天皇はなぜ尊いか(付:石井選手の発言)

2008.10.11 Saturday 02:34
くっくり


(中略)
 石井選手は「昔からの日本人の気持ちを忘れずに、気持ち前面で戦っていくという姿勢を忘れずに戦いましたと。天皇陛下のために戦いましたと言いました。(陛下はどのように?)笑っておられました」、「(天皇陛下から伝わったことは?)感動しかなかったし、天皇陛下と福田前首相(と会ったとき)を一緒にされたら困るしね」と語った。

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 こちらはYoutubeで見つけたニュース動画。日テレのようです。
 「『自分は日本人として、大和魂を持って天皇陛下のために戦っている』と言いました」と神妙な面持ちで語ってますね。

 産経新聞には、「『天皇陛下のために戦いました』と(陛下に)お伝えしました。陛下は笑っておられました。天皇陛下とお会いするのは嬉しいし、幸せでした」とあります。

 というわけで、前後の言葉と合わせて読んでみたら、また、取材時の表情を見てみたら、やはり石井選手は別にふざけてるわけじゃなくて、むしろ真面目に言ってるんだろうな、という印象を私は持ったのですが。

 その後、陛下と福田さんを比較するような質問が記者から出た時も、「福田前首相と天皇陛下を一緒にされたら困る」と答えてますしね。
 陛下が首相なんかとは比べものにならない尊い存在でいらっしゃることを、暗に指摘しているようにも見えます。

 石井選手って今風のお調子者に見えるけど、やはり武道家ですし、しかも金メダルまで獲った人ですからね。
 国士舘ということを除けても、日本の伝統や文化や歴史、そういったものの大切さは、少なくともそのへんの日本人よりはよほど理解しているのではないでしょうか。

 ということで、私の結論としては、石井選手の発言は特に問題はないと思います。
 但し、もし今回の発言に陛下が困惑されているとしたら、大変お気の毒なことです。そういった点で言えば、石井選手もそれなりに配慮が必要だったかもしれません。

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