天皇はなぜ尊いか(付:石井選手の発言)

2008.10.11 Saturday 02:34
くっくり



image[8/31御所]

 ところが世界史の中で国王といわれる君主は、およそ城壁、城の中に済んでいる。軍事力によって守られている、むしろ軍事力によって民衆を抑えつけているという存在で、天皇とはまったく違うわけですね。ですから天皇を殺してしまおうなどという勢力はなかったわけです。そういう勢力があって戦いながら勝ち進んできた現在なのではなくて、もともとそういう発想がなかったわけです。

 それを考えると、なぜ尊いかといったら、いろんな理由があって、もうそれは説明できない。それを教えていくのは非常に大変なことで、天皇とは何かなどということを明確に書いて、それを読んだらわかっちゃうような教科書ができようはずもないわけですよね。ただし、一つの材料として歴史はこうだとか、歴代の天皇はこうだったんだ、もしくは昭和天皇はこう対応されたんだと、そういったことをいろいろと知る中で、一人ひとりが、あ、だったら僕はこう思うなという、そういうものを大切にしていけばいいんじゃないかと思うんですね。

 天皇の歴史は日本の歴史であり、日本の歴史は天皇の歴史だと言いましたけれども、戦後、天皇の歴史というのは教育の場から意図的に遠ざけられてきたわけですね。天皇について語ると、軍国主義だ、帝国主義だといわれる。そして神道について語ると国家神道だ、また息子、娘を戦場に送るつもりかなどという話になって、非常にアレルギーといいますか、天皇や神道について語ることがタブー、教えることもタブー。したがって教科書でも最低限しか書かれていない。歴史の教科書、公民の教科書を見ても、最低限しか、もう最低限以下と思いますけど、書かれていないわけですね。その結果どうなったかといったら、自分は国旗を掲げるのは嫌だとか、国歌を歌いたくないとかなるわけです。日本人なのに残念です。国旗や国歌に敬意を表する、国を愛する、などというと、愛国者イコール右翼みたいに言われるわけですね。

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