2008.09.30 Tuesday 00:56
くっくり
河野洋平衆院議長=写真=は十九日、自民党本部で講演し、「私は憲法改正に賛成しないけれども、議論をすることはいい」と述べ、憲法改正に反対する立場を明言した。自民党は昨年十月、立党五十年を機に新憲法草案を策定。河野氏は衆院議長就任に伴って会派離脱中だが、元総裁として自民党で行った講演で、党是の憲法改正に反対の考えを明言したことは波紋を呼びそうだ。
河野氏は講演で、「憲法改正にあれだけ政治的エネルギーと時間を使うなら、なぜ教育を立て直すためにエネルギーと時間を使わないのか」と述べ、憲法改正の論議自体も牽制した。
河野氏は、元日の衆院議長年頭所感でも「中国や韓国など近隣諸国との関係の建て直しなどの課題」があると指摘、小泉純一郎首相の外交姿勢に注文をつけた。
昨年六月には小泉首相に靖国神社参拝自粛を求めるなど、立法府の長として行政府への介入とも受け取れる発言を繰り返し、党内から「もう少し慎重に考えてほしい」(安倍晋三幹事長代理=当時)とに批判が出ていた。
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