小泉元首相政界引退 どうしても言っておきたいこと

2008.09.27 Saturday 02:00
くっくり


 (小泉さんとの対面の冒頭で、当時家族会代表だった横田滋さんがまず「訪朝ご苦労様でした」と労いの言葉をかけたのですが、そのことは無視されました。テレビが編集でその部分をカットして小泉さんを批判した部分ばかりをくり返し放送したことも、もちろん悪いのですが……)

 これは後に新聞だか雑誌だかで読んだのですが、実はあの対面は当初は頭撮り(冒頭だけ撮影)の予定だったのが、直前になってテレビ局に小泉さんあるいは官邸サイドが全部撮るように指示してきた、という話もありました。
 もしそうであれば、小泉さんは家族会を悪者にすることで、自分の失策を隠蔽しようとしたのでしょうか。何せテレビの影響力の大きさはよく知ってる人ですし、ありえないことではありません。

 横田めぐみさんの母、早紀江さんはこのたび小泉さん政界引退の報に接し、「小泉さんの代で拉致問題は初めて動いた」と評価する一方、やはり批判もされています。
 2002年9月の会談で5人生存8人死亡という北朝鮮側の説明をそのまま持ち帰ったことについて、「許せないという強い意志を示して交渉してほしかった」。
 また2004年5月の再訪朝以降、拉致への言及が減ったことについても、「大事だと思うなら発言してほしかった。『これで終わり』という感じだった」と語られたそうです(時事9/25)。

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(2)靖国参拝問題

 小泉さんは総理に就任する前、総裁選の時から公約として「反対があろうと必ず8月15日に靖国神社に参拝する」と明言していました。
 結局、8月15日に参拝したのは総理最後の年だけでしたが、毎年必ず参拝は続けました。これは評価できると思います。

 野党やマスコミからだけでなく、党内からも「参拝するな」という圧力があったのに、よく耐えたと思います。
 何より、中国や韓国の圧力に屈さなかったというのが大きいですね。確かに中国、韓国との関係は悪化しましたが、日本国の総理として言うべきことは言う、やるべきことはやる、そんな当たり前のことができなかった歴代総理の中にあって、最後まで貫き通したことはすごいです。

 余談ですが、テレ朝などは未だに「参拝によりアジアとの関係が悪化した」なんて言い方をしてますね。

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