「アンカー」金正日重病説と中山恭子拉致問題担当大臣インタビュー

2008.09.11 Thursday 03:14
くっくり



山本浩之
「なってないですね」

青山繁晴
「だって自民党の中はですね、北に厳しい、たとえば安倍さんからね、北にやさしい山崎拓さんまで、明らかに路線の違いがあるのに争点にならないってことは、要するに総裁選盛り上がってるって言ってるけど、忘れてるじゃないですか。これ、ひどい話と思いますが、その中で今日は忘れてない1人……(フリップ出す)」

image[080910-03frip1.jpeg]青山繁晴
「この方、拉致被害者の家族会が今、唯一と言ってもいいと思いますが、心から信頼している中山恭子さん、拉致問題担当大臣になられてる中山恭子さんに、こないだ単独インタビューをしました。その単独インタビューの様子も含めて、これからその、今の重大事態を受けて拉致問題はどうなるのかということを、リアルに皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「では、いったんコマーシャルをはさんで、その模様は後ほどお伝えします」

(いったんCM)

山本浩之
「ま、今日になって北朝鮮の金正日総書記の重病説が飛び込んでくるなど、この拉致問題も大きな分岐点に差し掛かろうとしておりますが、そんな中、中山恭子拉致問題担当大臣への単独インタビューを、今日はお伝えしたいというふうに思います。さっそく青山さん、よろしくお願いします」

image[080910-04title.jpeg]青山繁晴
「はい。中山さんとのインタビューを理解していただくためには、やっぱりまずその再調査のことをちょっとだけ振り返った方がいいと思います。ちょっと出していただけますか」

image[080910-05goui.jpeg]村西利恵
「8月13日に日朝間で合意された内容はこのようなものだったんですが、ちょっと状況が変わってきてますね」

青山繁晴
「はい。あの、もともとの要するに福田政権がちゃんとあった、ま、今もいちおうあるんですけど、福田さんが辞意表明する前にできた合意ですと。北朝鮮はもう1回調査しますと。で、その『再調査』っていうのは、金正日さんがちゃんと権限持たすような調査委員会になるはずだった。そして、しかもそれだけじゃなくて、調査してる様子を日本が報告を受けて、で、その報告を受けたら日本もその中身を確認できると。で、こういう意味で少し前進のはずだから、僕はそう思ってませんよ、この番組で言いましたが。しかし外務省はそう言って、あるいは首相官邸、福田さんもそう言って、日本はそれに合わせて制裁を解除するってことだったわけです。で、この中で一番肝心なことは、もう拉致被害者の家族も高齢化してるわけですから、解決急ぐためにこの結論はもう秋に、もう今、秋ですけど、出しましょうって話だった。それがしかし、その福田さんの辞任と、それからもう1つは、実は金正日さんが倒れたのは8月中旬から下旬にかけてだと思われますね。で、北朝鮮はたぶんトップを失って、どうしようこうしようと言ってたら、まあ北にとって幸いなるかな、9月1日に福田さんが辞意表明してくれたから、ああ、じゃあこれは延期だということで、9月4日に日本の外務省に『再調査』っていうのはもう延期だと、次の総理が決まるまで延期だと言ってきて、9月5日に高村さんがそれを発表した。家族会は怒りました。延期すると言われてそのまま呑み込んだのかと、どうなってんだと外務大臣もというように家族会も怒ったんですけども、それがこの経緯なわけです。で、今から見ていただく中山さんとのインタビューは、福田さんが辞意表明する前に行われたものです。しかしその中にはこの『再調査』の根幹に触れる部分や、あるいは中山恭子さんの志の根っこの部分、家族会になぜ信頼されてるかっていう一番大事な部分、たくさん含まれてますから、その部分にいわば集中して、今日はお届けしたいと思ってます。中山さんにとっては嫌な質問もぶつけたんですけれども、どういうふうに中山さんがお答えになったか見ていただきたいと思います」

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