「アンカー」前代未聞!総裁選のギャンブル化
2008.09.04 Thursday 02:38
くっくり
一同
「へー(驚き)」
青山繁晴
「だから実は今回も、ま、そういうクセが出てしまった。人間、クセは変わらないので、今回の総裁選でも、ま、参考にしてほしいなというふうには思うんですね」
山本浩之
「はるほど。分かりました。で、その辞任のね、じゃあ真相はほんとのところは……」
青山繁晴
「辞任の真相も、実は先週の『アンカー』で言ったことと全く同じで、臨時国会が始まってしまえば、たとえば福田さんがブッシュ大統領に約束したインド洋の給油継続のためのテロ特措法の延長、それから福田さん自身が熱意を持ってた消費者庁の設置、そういうの全部参議院で民主党が反対して衆議院に戻ってくるんだけど、肝心な公明党は協力してくれないから、臨時国会が始まったら自分は行き詰まる。行き詰まるけど解散総選挙は打てない。どうしてかと言うと、公明党の協力なしの選挙になると自民党の中みんな反対するからと。それが真相で」
山本浩之
「やっぱりそれが真相ですね」
青山繁晴
「ええ。だから新聞、テレビでいろいろ、あれこれ言いすぎです。あの、視聴者、読者は見るたびにどれか分かんなくなると思いますが、実は総理自身がですね、辞意表明の記者会見で実ははっきり言ってるんですね。皆さん、ちょっとこのフリップを見ていただくと、ここに福田さんの言葉が出てます」
image[080903-03fukuda.jpeg]青山繁晴
「これってあの、分かる人はすぐ分かると思うんですね。この真ん中あたりに、『ひとごとのように、とおっしゃったが』っていう言葉があるから、ああ、これ例の会見の一番あとだと、皆さん分かると思うんですね(一同同意)。で、その部分だけがいわばネットでもメディアでも取り上げられてるんですけども、実はこうやって『総理、あなたいつもひとごとですね』と地方新聞の記者に聞かれたもんで、カッとなってですね、福田さんはその辞める理由について、ほんとのことをここで言ってるんですね。と言うのは、ちょっとこの2行めから見て下さい。私、読みますね。『私の先を見通すこの目の中には、決して順調ではない可能性がある』と。これ何を言ってるかというと、私は臨時国会始まったら何が起きるかちゃんと分かってるんだよと。国会始めたはいいけども、重要法案がみんな民主党とそれから公明党のせいで通らなくなるってこと、ちゃんと私は分かってるんだと。で、その下に『その状況で不測の事態に陥ってはいけない』というふうに言いましたね。その不測の事態というのは、つまりそうなったら私は解散打たなきゃいけないけれども、公明党が協力しない中の解散やめてくれと、自民党内がもう大荒れになるから、それが分かってるから。で、一番最後の『私は自分自身を客観的に見ることができる』、そういうことは全部私はちゃんと見れてるんだから、だから辞めるんだと。『あなたそんなこと知らないでしょ』、それがこの福田さんの真意だったということなんですよね」
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