「ムーブ!」五輪後の中国を襲う数々の問題(中国毒餃子も)
2008.09.02 Tuesday 01:47
くっくり
image[080826-05korou.jpeg]関根友実
「(VTRをバックに)事件が起きたのは開会式翌日の正午頃、北京でも有数の観光地『鼓楼(ころう)』の2階で、中国人の男が突然、鋭利な刃物でアメリカ人の男女2人と中国人の女性ガイドを切りつけました。アメリカ人の男性は死亡し、他の2人もケガをして病院に運ばれました。襲われたのはアメリカ男子バレーボールチームのコーチの親戚でした。襲った中国人は浙江省杭州市出身の47才で、事件のあと『鼓楼』の2階から飛び降り、死亡しました」
image[080826-06korou2.jpeg]関根友実
「即死した容疑者なんですが、浙江省杭州市出身の唐永明という男、47才でした。『鼓楼』の2階から飛び降り、即死しています。この唐永明は、杭州市郊外で離婚し一人暮らしをしていました。今年の4月、『商売をする』と言って四川へ出たそうです。しかし5月、四川大地震が発生し、帰省をします。また今月1日になりまして、唐氏は『北京で仕事を探す』として北京へ上京しました。ところがオリンピックを前に建設工事がストップしている状態で、出稼ぎ労働者の就職は困難な状況に見舞われました」
image[080826-07map.jpeg]堀江政生
「こういったさまざまなことに対する腹いせだったのかもしれませんが、実はこういった事件というのはずいぶん前から起きていまして、貴州省では6月28日、住民数万人が警察本部などを占拠し、警察車両に放火をするという事件が起きています。上海、4月1日、刃物を持った男が公安局に乱入し5人を殺害するなど、他にも各地でいろんなことが起きていますしね。これらの事件に、ま、今のも含めてなんですけれども、共通するのは民工、つまり出稼ぎ労働者です。出稼ぎ労働者が国家権力を襲撃したという事件なんです。こういった人たちにとってかなり、勝谷さん、相当な不満がたまっているということでしょうか」
勝谷誠彦
「そうですね。なおかつですね、これね、おもしろい、それ、今、分布の地図を見て下さい。意外と沿岸部なんですよ。実は貧しいっていうことで言えば、内陸部の方がもっと貧しいんだけれども、ただ沿岸部っていうのは、その、我々も、その、外の人間もけっこう入ってますし、工場なんかもありますから、話が漏れてくるわけですよね。ということは、その(地図の)もっと上の方の、もっと広い部分の所でも、もっといろんなことが起きてる可能性がある。これは氷山の一角ではないかと思われますよね」
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