「アンカー」福田ピンチで新首相候補は4人
2008.08.28 Thursday 01:43
くっくり
青山繁晴
「はい。公明党は臨時国会早く終わって、もう年末年始に総選挙やっちゃいましょうと言ってるわけです。これを全部そのまま受け入れる、こういうオプションがあるように見える。見えるけれども、実はこれできないんですよ。どうしてかというと、実は知られざる事実があって、これなんです。はい、出して下さい」
image[080827-08summit.jpeg]杉本なつみ
「実は洞爺湖サミット直前の日米首脳会談で、インド洋給油活動継続を『確約』してしまったからと」
青山繁晴
「はい。これあの、洞爺湖サミットの直前にやった日米首脳会談、これ皆さん覚えてらっしゃるのは、北朝鮮に対するテロ国家の指定解除について、福田さんが文句を言わなかったと。それはひどい話だと外務省の中の批判的な人が言ってるっていうのは、この番組で言いましたね。実はもう1個あった。その時に国会の見通しが立ってないのに、福田さんはブッシュ大統領のプレッシャーに負けて、それ約束してしまったと」
一同
「えー」
青山繁晴
「だからもしさっき言った完全屈服路線でいうと、日米首脳会談でちゃんと約束したことを守らないって事になるから、それやっぱりできないわけですよ。福田さんなりの信念もあるわけですから。そうすると次のオプションはこれになるわけです」
杉本なつみ
「はい。ケースその2。正面突破(一同笑)」
青山繁晴
「すなわち…(伏せてある文字)出して下さい。皆さんお分かりになると思いますが」
image[080827-09case2.jpeg]杉本なつみ
「会期延長も再議決もできず、解散総選挙。そして自民惨敗と」
青山繁晴
「はい。まず公明党が会期延長を呑むはずがないですけど、もし呑んでくれて、そのテロ特措法を審議にちゃんとかけていってもですね、再議決、つまり民主党はもちろん反対だから、再議決するためには公明党の衆議院の議席がないと、だいたい3分の2に届かないですから、これもできないと」
杉本なつみ
「はい」
青山繁晴
「ということは、これ八方ふさがりになるってことは、普通こういう時は内閣総理大臣は、日本の国で衆議院の解散権持ってるのは内閣総理大臣ただ1人ですから、じゃあ解散総選挙をやりますとなるのが普通で、今までもそういうことありましたね。ところがそれをやると、要するに公明党と喧嘩したまま総選挙をやるってことになるから、さっき言った通り必ず自民党は負けるってことになるから、これ実は解散権持ってるのは総理だといっても、自分だけ言っててもできないんですよ。これたとえばね、皆さんご記憶に、海部政権ってあったと思うんですね。で、海部さんがいわゆる政治改革に関連して重大な決意があると言った時にね、つまり解散するぞと言った時に、当時自民党の幹事長だった小沢一郎さんが『お前なんかに解散なんかやらせるか』と言って反対したので、海部さんは支持率が何と50何パーセントもあった。今考えたら夢のような支持率なのに、実は辞職になってしまったということなんで、この場合も自民党の大半が反対する解散総選挙を福田さんができるわけないから、これは福田さんの辞任につながっていき、福田さんのとり得るオプションはここまでなんだけど、自民党はその福田さんが辞めることによって、実は3つめのオプションができるという話なんです。はい、出して下さい」
[7] << [9] >>
comments (28)
trackbacks (1)
<< 北京五輪まとめ(2)
アフガン日本人拉致殺害で感じたこと(細切れぼやきも) >>
[0] [top]