「アンカー」連続バス爆発は北京五輪テロの始まり!?

2008.07.24 Thursday 02:38
くっくり



村西利恵
「そこまで考えて行われたことだと見られてる、ということですか」

青山繁晴
「はい。じゃあその中国でプロのテロリストと呼ばれる人たちは誰なのか。それ、まさかたとえばチベットの独立運動のはずはないんですよ。チベットはもともと仏教の国で、もともとは戦いと無縁ですから。で、中国で今プロのテロ集団、あるいは中国だけじゃなくてアメリカやイギリス、あるいは日本から見ても、実質的にテロ組織として指定されてしまっているのは実はこれしかないんです」

image[080723-12uiguru.jpeg]村西利恵
「『中国の公安省はウイグル独立運動の関与を重点捜査している』」

青山繁晴
「はい。で、要するに、中国でウイグル人、ウイグル人、皆さん何となくもう耳になじみあると思うんですが、大まかに言うとチベット自治区がこの辺にあったら、その北に住んでる人たちですけどね。そのウイグル人、一言で言いますと、この人たちはトルコ系の民族で、しかもイスラム教徒ですから、誰がどう見ても中国人、漢人とは違うというのは分かるわけですけども、このウイグル人の独立運動による事件というのは、最近もうたくさん起きているわけです。はい、ちょっと出して下さい」

image[080723-13uigurujiken.jpeg]村西利恵
「本当はもっと起きているんですけども、主だったものでもこれだけありました」

青山繁晴
「はい。今、村西さんが言った、その、ほんとはもっと起きてると言った意味はですね、中国が発表してるの自体はもっと多いっていう意味なんですね。で、その中には非常にたとえば僕のような専門家にも『えっ』と思うような印象に残る事件があってですね、たとえばこの3月、これ旅客機爆破未遂事件と書いてありますけど、この新疆ウイグル自治区ってまあ、ウルムチって首都があるんですけど、そこから北京に向かって国内線のトイレの中で、わずか19歳の少女が、飲み物の缶にかわりにガソリンを詰め込んで、そのトイレの中でその飛行機を爆破させようとした事件だってわけですよ。しかしまず不思議なのはですね、ガソリンが燃えただけで飛行機は爆破できないから、これ奇妙な話だなと。ひょっとしたら情報操作されてんじゃないかなということをまずやっぱり疑うわけですね。で、しかもですね、実はこのウイグルの自治区というのは、オリンピックが招致される前から実はたくさん、特に北京や上海でも実は起きてるんです。はっきり言いますとバスの爆破が一番多い。で、それだけじゃなくて、たとえば医療関係者の住んでた寮が爆破されてたくさんの看護師の方が亡くなったと見られる事件、そういうのあったんですけど全部、中国当局によって隠蔽されて、僕の古巣の共同通信も情報はつかんだんだけど、実際には報道できなかったんですよ。それが突然ですね、最近そのオリンピックが近づいたら中国当局がこうやって、ウイグル人の事件に限って公表し出したわけです。はい、ちょっと出して下さい」

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