「ムーブ!」中国マスコミ事情 最新レポ(細切れぼやきも)
2008.07.12 Saturday 01:44
くっくり
堀江政生
「でも書かなきゃいけないというふうに思って書いている人がいる。で、この『法人』の編集長はこう言ってます。『記者拘束はメディアの悲哀であるのみならず、現代法治社会の恥辱である』と。ま、怒り、痛切な批判をしているわけなんです。で、先ほどの取材マニュアルの中にも、国内メディアに対しては独自取材はせずに、国営新華社通信の報道や当局の発表を掲載するように指示しているということなんです。これは上村先生、その、まあ一生懸命やりたいという記者の思いの牙を、何とか抜こうっていうふうにも見えてしまいますよね」
上村幸治
「ええ、見えてしまいますね。でもね、懐に辞表を持って、そういう記事を書いてる日本の、あるいは西側の記者はどんな気でいるかって考えた場合、僕はやっぱりこの記者魂ってすごいと思いますね」
勝谷誠彦
「すごいですね。日本の大マスコミにはほとんどいませんね、正直言って。社員は特に」
関根友実
「これね、上村先生、辞職で済んでるんですか?」
上村幸治
「ええ、まあ辞職、逮捕もありますよ」
関根友実
「逮捕され、拘束されると」
上村幸治
「ええ」
image[080708-29fuhen.jpeg]
堀江政生
「で、この結局、その取材対応マニュアルの最後には、でも、こんなことが書いてある。『不変の原則』。絶対変わらないんだと。『決して取材の自由を認めたわけではない。触れられたくない敏感な問題が発生したときには、まず避けろ。次に口止めしろ。それでもだめなら封殺しろ』と書かれていると。うーん、これは不変ですか」
上村幸治
「そう、つまりだから、一時的にですね、記者会見を開いたり、外に対してはオープンな雰囲気を見せてますが、やっぱり言論の自由は認めませんということを、ここで押してんですね」
image[080708-30senpai.jpeg]
堀江政生
「ま、最後に上村さんは、中国の報道についてこういうふうにおっしゃるんですね。これは大阪で体験された上村さんのことなんですが、ある日、先輩の記者が『ええか。記者というのはな、ふんぞり返ってえらそうにしているのがいたら、“足をかけてこかしたる”、そういった気概をもたなあかん』というふうに言われた。で、この中国の記者は、…これ何と読むんですかね?」
[7] << [9] >>
comments (7)
trackbacks (0)
<< 竹島問題でまた「外交的配慮」?!
竹島は明記されたけど >>
[0] [top]