「ムーブ!」中国マスコミ事情 最新レポ(細切れぼやきも)

2008.07.12 Saturday 01:44
くっくり


 袁記者は最後に、市民のニーズが変化していること、そして報道のあり方について熱く語った。

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袁記者
「深く入った報道をしたいんです。それとテレビから受け取れない情報を載せたいんです」

上村幸治
「分かります。今のテレビとインターネットはね」

袁記者
「そうなんです。とても発達しています。情報を得る手段がとても多いんです」

上村幸治
「彼らと競争をしなければならないんですよね」

袁記者
「彼らとの差別化が必要なんです。深く入った文化的な報道をしなければいけない。それと人間ドラマを報道しないといけない。これは私たちの目標です」

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【上村の心の声:
 一地方の新聞にもかかわらず、彼らは海外に聖火リレー取材特派員記者を出した。危機感の現れだと思う。速報性と印象力でテレビに敗れ、意見の多様性でネットに勝てない。本当は西側メディアのように政府批判も行えば、部数が伸びることも知っている。それができないので、派手な見出し付け競争のようになっている。日本のスポーツ新聞並みの派手な見出しで、中身が共産党宣伝調というところが、シュールで面白い。】

 そもそもオリンピックの準備期間中から本番にかけて、中国政府は外国メディアに対して規制緩和すると発表していた(2006年12月 中国外務省報道局)。
 事前に中国当局へ取材申請をしなくても、自由に中国大陸での取材ができるようになるはずだった。
 
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 しかし3月、チベット騒乱発生。結局私たちが北京に入るには、当局の許可を必要とし、常に監視下に置かれた。

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 「かつて取材をした書店に行きたい」と言うと、当局側の人間は「なくなった」と即答した。

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