「アンカー」洞爺湖サミットを利用した中国

2008.07.10 Thursday 03:08
くっくり


 「率直に本当の議論をする中で、時には互いに激しくやり合うという場面も多々ございました。しかしそのお陰で多くの成果を生み出すことができたと思っております」

 ――と、サミットの成果を強調。
 しかし結局、G8と新興国の議論は平行線。
 昨日G8で一致したはずの排出削減の数値目標を首脳宣言に盛り込むことができないまま、閉幕することになりました。

 会見での質疑応答で、「そもそも50%削減とは何を基準に50%なのか?」と聞かれ(質問したのはフィナンシャルタイムスの記者)――

image[080709-00fukuda.jpeg] 「えー、まあ色々な数字や基準年が飛び交っておりますけれども、それはあの、その時々にですね、えー、そのー、そのー、考え方が違うということもありますけれども、ま、しかし我々の認識は2050年に50%削減というのは、最近の状況からしてですね、えー、どうなのか、現状からして50%削減、ま、こういうふうなことで、これは変わっておりません」

 ――と答えた福田総理。
 最後にはサミットの手応えを感じた表情で退場していきました。

 G8で合意したことが新興国から承認されないという事態となり、思わぬもろさを露呈した洞爺湖サミット。
 サミットそのもののあり方が問われる結果となりました。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「まず室井さん、このサミットをご覧になっていかがでしたか?」

室井佑月
「何かね、腹が立ってきましたね。500億も使って開いた意味があるんだろうかと思っちゃった。さっきのそのCO2削減の2050年までに50%っていうのも、具体的に最初の数値とか、到達する、どこの数値に持ってくかっていうのも出てないでしょう?『求める』っていうのは、そういうふうに努力しましょうってこと?」

山本浩之
「そう、だからみんなで頑張ってやろうなって言って、ここにいない他の国々にも声かけてねっていうことまでは決めた」

室井佑月

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