「アンカー」洞爺湖サミットを利用した中国
2008.07.10 Thursday 03:08
くっくり
岡安譲
「難しいなあ。そこからだったらメドベージェフかブラウンさんか、どっちか」
image[080709-03medo.jpeg]青山繁晴
「メドベージェフさん1人にしとけば大正解だった(一同笑)。その通りでロシアのメドベージェフ大統領もこれ、実はサミットに来るまでは評価がすっごい低かった。この『アンカー』でもやりましたね。要するにプーチン大統領の後継者はプーチン首相で、メドベージェフさんは単にプーチンの傀儡、操りだけであって恰好だけの、見せかけだけの大統領だと言われてた。ね。しかも彼は身長が162センチしかなくて、とても小さいこともあって、きっと目立たないだろうと言われてたのに、ちょっと絵見て下さい。まずこのスーツね、なかなか印象的な、さわやかなブルーを着てきてですね、で、ブッシュ大統領よりも赤いネクタイをしてきてですね、ブッシュさん赤好きなんですけどね、そしてそれだけじゃなくてね、むしろ小さい身体を活かしてね、もうスルスルッと各国の首脳の中、入っていってどんどん話しかけてるわけですよ。ね。英語はけっこうできますけどね、めちゃめちゃ上手いわけじゃないんだけども、一生懸命話しかけてるわけです。それが各国の首脳にとってもいい印象を与えた。たとえば僕が記者時代に取材したサミットっていうのはもう大半、日本の首相は孤立しててですね、中曽根さんと小泉さんだけは別でしたが。無理に厚かましく出ていったじゃないですか。だけどメドベージェフさんは非常にさわやかに入っていって、みんなに好かれました。で、たとえばブッシュ大統領がもうこの名前を、ブッシュ大統領は外国人の名前を呼べないので有名なのに、ちゃんとこの名前で呼んで、しかも背中を叩いたり腕に触ったりですね、このメドベージェフさんは自分自身のイメージを高めるだけじゃなくて、ロシアという国は新しい独裁が始まってて、プーチン大統領の後任はプーチン首相で、メドベージェフさんはただの傀儡でひどい国だというイメージだったのを、見事にひっくり返した。だからこのサミットをほんとにしたたかに上手に使いましたね。そしてさっき言いました、じゃあ福田さんはどうだったのかと。で、福田さんについてこないだからはっきり言ってますけど、外務省の中にもけっこうやっぱり批判的な人が増えてきてて、今回はその外務相の批判的な人だけじゃなくて福田さんに好感を持ってる外務官僚も含めてですね、こういうことが言われてます」
[7] << [9] >>
comments (9)
trackbacks (0)
<< 「日中の興亡」
竹島問題でまた「外交的配慮」?! >>
[0] [top]