「日中の興亡」
2008.07.08 Tuesday 00:56
くっくり
というのは、あの時、最後の質問ってことで、ワシントン・ポストの記者が福田さんに質問をしたんですが、記者は実は北京五輪について尋ねたのではありません。アメリカ大統領選について尋ねたんです。
ところが福田さんはそれには答えずに、「私が北京五輪の開会式に出席するかどうか今まで言わなかったのは、翌日に大事な行事(長崎市で開かれる原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)があり、間に合うかどうかという問題があったからです。それには間に合うようなので出席します」と。
もっとも福田さんが返答する直前に、ブッシュ大統領が「私は五輪開会式に出席する」旨を話していたので、それに便乗したという形なんでしょうか。
福田さんとしては早く「出席します」と内外に公言したくてたまらなかったものの、これまでタイミングがなかっただけなんかなぁ?タイミングを見計らってたんかなあ?という気がしました。
ただ、質問に答えなかったということで、ワシントン・ポストの記者にはちょっと失礼だったんじゃないかなぁと。
――で、今日(7/7)から洞爺湖サミットが始まったわけですね。
地球温暖化ももちろん大事な問題でしょうが、食糧価格や原油価格の高騰問題の方が切羽詰まってると思うので、こっちの方が個人的には気になります。
いずれにしても各問題でどこまで踏み込んだ合意ができるのか、最終日まで見守りたいと思います。
サミットと言えば、7/6放送「サンデープロジェクト」で直前特集をやってましたね。環境問題の専門家らの他に、前首相の安倍さんも地元・山口県からの中継で出演されてました。
冒頭、田原総一朗氏がいきなり安倍さんを褒めたので、ちょっとびっくりしました。
「全く報道されなかったが、実は去年のサミットでは安倍さんがよく頑張った」
「ブッシュ大統領とサルコジ大統領が喧嘩になった。その間に入って話をまとめたのが安倍さんだった」
これで思い出したのが、「諸君!」07年10月号に掲載された荒木和博・特定失踪者問題調査会代表と中川昭一・自民党前政調会長の対談から、中川昭一さんのこの言葉です(拙エントリー07/9/15付:福田康夫まとめ ええとこあらへん!にて紹介済)。
荒木和博
「平和や友好を錦の御旗にして、国内を混乱させようとする動きをする勢力があることは認識しておいたほうがいい」
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