2006.05.18 Thursday 00:01
くっくり
ヘンリー・ハイド委員長との会見の際、早紀江さんの横には金韓美(キム・ハンミ)ちゃん家族ら脱北者も同席したが、韓国大使館関係者の姿はなかった。公聴会では韓国側から1等書記官だけが参加した。早紀江さんが28日にブッシュ大統領と懇談した際には、日本大使が同席した。早紀江さんのホワイトハウス訪問の実現には調整役としての日本大使館の関与が大きかった。
「めぐみちゃん。お父さんです。しばらく会わないうちに白髪が増えました」
ソウルを訪れた横田滋さん(73)は北朝鮮向けのラジオ局でマイクに向かい、娘の名を呼んで語りかけた。きのうは金英男さんの母の崔桂月さん(78)と初めて会った。
中1だっためぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致されて29年近い。翌年には、韓国の海岸から高校生だった英男さんも北朝鮮に連れて行かれた。
そんな境遇のふたりが共に暮らしていた可能性が大きい。めぐみさんの娘らのDNA鑑定でわかった。横田さんの訪韓はこの結果を受けたものだ。
白髪になった横田さん。顔に深いしわが刻まれた崔さん。連れ去られた子をともに思い、いたわり合う。そんな姿を見て、拉致という犯罪の非道さを改めて思わざるをえない。
韓国では「拉北者」という。戻ってきた人も少なくないが、まだ485人が残っている。英男さんのような典型的な拉致もあれば、北に乗っ取られた大韓航空機の乗員・乗客もいる。多くは出漁中に拿捕(だほ)・抑留された漁民たちだ。
この問題に対する韓国内の関心は低かった。分断によって生き別れた「離散家族」が南北の人口7千万のうち1千万人にのぼると言われる現実があるからだ。
韓国民にとってはそれ自体が身近な悲劇であり、拉致の深刻さは相対化されがちなのだ。拉致に焦点を当てる日本に対し、「日本だって、植民地時代に多くの朝鮮人を連れ去ったではないか」という目で見る韓国人も少なくない。
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