「アンカー」山崎拓が拉致問題で暴露した事を日経記事から読み解く

2008.06.05 Thursday 02:47
くっくり


「この記事に対しては、『我々すら知らない事実があった』」

青山繁晴
「はい。もう一度言いますが、ま、これシルエットですけれども、日本の警察の中でも最も優秀な部分がこの拉致問題をずーっとやってきたんですけども、その人たちも知らないでびっくりした事実が、あの小さいインタビュー記事の中に実は隠されてる。だからこそそういう客観的な裏打ちがあるんで、今日皆さんにお話ししてるんですが、じゃあその記事を具体的に見ていきましょう」

image[080604-08kiji1.jpeg]村西利恵
「はい。記事の内容、これ中盤から後半にかけてを3回に分けて見ていきますけれども、まず拉致問題で情報を得ているのかという記者の質問に対して、『外国政府の関係者や私の接触した北朝鮮内部の人からは、生存者が数人いるというニュアンスを感じ取っている。こちらの質問を否定しないことも含めて。朝鮮労働党とのパイプがないと、この問題の打開は図れない。私が2004年4月に中国・大連で会談したときもそうだった』」

青山繁晴
「はい。これもう一度確認しますが、山崎拓さん、元防衛庁長官で自民党の副総裁もやった人の発言なんですけどね、まず冒頭のね、『外国政府』、これ中国やアメリカのことを言ってると思います。で、山崎拓さんはそこに、中国・アメリカにもパイプありますが、そのパイプは信用できませんから、ここははっきり言ってどうでもいい。問題はその後です。自分の、山崎拓さんの『接触した北朝鮮内部の人から』、ね、しかもこの後に『朝鮮労働党』って出てきますから、内部の人っていうのは要するに朝鮮労働党の幹部だってこと、これもうバレバレで言ってるわけですが、その朝鮮労働党の幹部が言ってる中身というのがですね、『生存者が数人いる』、生存者が数人いるって、これね、岡安さん、わかるでしょう?これ数人いるってあたかも肯定的に言ってるけれども、皆さん思い出して下さいね、政府が認定してる拉致被害者だけで17人いらっしゃるんですよ。帰ってきたのは5人だけですから、残り12人が生きて北朝鮮に捕らわれてる。そして捜査当局の本音で言うとね、政府の認定はまだ17人だけども、本当は最低25人いて、うち5人帰ってきたから20人がまだ生きていると。それから救う会だと、100人以上まだ捕らわれて生きてるという見方が日本の普通の見方なのに、朝鮮労働党の幹部にヤマタクさんが聞いたら、生存者が数人いるってことは、数人しか生きてないってことになるんですよ」

[7] << [9] >>
comments (23)
trackbacks (2)


<< 外国人から見た日本と日本人(6)
橋下知事が「大阪維新プログラム案」発表 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]