「ムーブ!」亡命チベット人タシィさんの思い(四川地震と竹島問題も)
2008.05.20 Tuesday 01:26
くっくり
釈放後、支援者の待つ東京に姿を見せたタシィさん。
image[080519-11mas.jpeg] ごく一部のマスコミだけが出席して会見が開かれました。
(通訳はペマ・ギャルポさんです)
image[080519-12tasi.jpeg] タシィさんはまず謝罪の言葉を述べた後、抗議行動はやむにやまれぬ理由があったと語りました。
タシィ・ツゥリン
「私自身はインドで生まれて、祖国を見たこともないし知りません。しかし親から話を聞いて、何があったのかということについて、自分自身で常に考え、18歳から今日まで一度も心が落ち着いたことがありません。今、チベットで何が起きているのか、今回の暴動だけでも、チベットで殺された人たちのことを考えると、ただじっとしていられなかったのです」
image[080519-13china.jpeg] タシィさんはあの日、聖火リレーの列に飛び出すつもりはなかったと言います。
しかしそれを変えたのは、長野に集まった中国人たちの心ない言葉でした。
image[080519-14pema.jpeg]タシィ・ツゥリン
「私がデモに参加して歩いている時に、中国の支援者が挑発的なこと(ダライ・ラマへの暴言)を言ってきました。それを聞いて急に、私の父親が刑務所から逃げてきたこと、そういう人たち(中国から弾圧された人)がどんな目にあったのか、そういうことが全部思い出されて、気付いたら飛び出していました。他の国ではあそこまでやらなかったし、逮捕されることもありませんでした」
image[080519-15taiho.jpeg] タシィさんは威力業務妨害で逮捕され、20日間も拘留されました。
image[080519-16tagami.jpeg] その間、日本や海外から届いた100通以上の激励の手紙を読んで過ごしたそうです。
[7] << [9] >>
comments (35)
trackbacks (1)
<< 中国・四川大地震で感じたこと
「アンカー」四川大地震 援助隊撤退もう1つの理由と報道されぬ二次被害 >>
[0] [top]