「ムーブ!」亡命チベット人タシィさんの思い(四川地震と竹島問題も)

2008.05.20 Tuesday 01:26
くっくり


image[080519-01title.jpeg]堀江政生
「長野で行われました聖火リレーの時に、飛び出して逮捕された亡命チベット人2世のタシィ・ツゥリンさんが、実は長野で拘束され続けていまして」

関根友実
「ずーっと拘留されていたんですね」

堀江政生
「先週の金曜日、20日振りに釈放されたんです。で、タシィさんなんですが、亡命チベット人の両親から生まれて、これまでチベットの自由のために人生をかけて戦ってきた方なんですが、抗議行動に至った思いを語ってくれたわけなんですね、勝谷さん」

勝谷誠彦
「そうですね。最初は『台湾人の暴漢』という書き方がされました、ほとんどのマスコミで。で、たまたま産経新聞がちゃんと書いた。身元もあって、こういう運動してる人だと。彼には一片のその、あれを示す、いわば権利があるし主張があるんだということを初めて書いて、ま、それがつながって今回のインタビューになったんですけれどもね」

堀江政生
「これまでをちょっと振り返ります。上田さんです」

image[080519-02rireki1.jpeg]上田剛彦
「はい。タシィさんが生まれる前、1959年です、亡命チベット人2世、台湾籍ですが、タシィ・ツゥリンさん42歳は、59年にチベット独立運動をする父親が中国公安当局に政治犯として逮捕され、死刑判決を受けるんです。ところがこの死刑執行の前の日に、父親は刑務所の窓から飛び降りて脱走をします。母と当時7歳だった兄とともにヒマラヤ山脈を越えて、命がけでインドに逃れました。そのインドで1966年に生まれたのがタシィさんです。その時の一家の生活は、何もない中でホームレスのような生活だったと語っています」

image[080519-03rireki2.jpeg]上田剛彦
「タシィさんは父親から聞かされた話やダライ・ラマの言葉を知り、暴力を使わずに平和的にチベットの自由を取り戻すんだとして、チベット独立運動に25年近く身を投じてきました」

堀江政生
「タシィさんは20日間拘留されまして、先週の金曜日に釈放されました。『ムーブ!』の取材に対し、抗議行動に至った思い、そしてチベットに対する思いを語ってくれています」

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