「ムーブ!」胡錦濤来日の通信簿

2008.05.17 Saturday 03:00
くっくり


「上村さんは40点を付けました。『それぞれの国内事情から発表できなかった』だけなんだということなんですね」

上村幸治
「おそらくですね、東シナ海の平和・協力というふうに書いてますが、おそらく東シナ海全体で中間線とかですね、そういった問題について棚上げにしましょう、で、何らかの協力関係を作りましょうという、おそらく意思を確認したんですね。だから彼らはかなり強気の発言をしたんだと思います。で、それについて40点です。しかし実際に具体的に、たとえば『白樺』を開発するにしてもですね、じゃあ主権の問題どうすんだとか、領海の問題どうすんだとかいう突き上げが絶対来ますね。で、それをじゃあ彼らが自分の国内を説得できるだけの力があるのか。福田さんにしても胡錦濤さんにしても、自分の国内を説得できるだけの指導力を今持ってるのかというと、ないんですね。ない状態で、まあこういうふうな威勢のいいこと言ってるので、若干点を引いて40点」

堀江政生
「そうかー。須田さん、だからもうちょっと力のある人が来てくれよって、でも国家主席ですよ」

須田慎一郎
「ええ。いや、だけどね、私はどちらかというと胡錦濤さんに同情的なんですよ」

堀江政生
「あ、そうですか」

image[080513-94suda.jpeg]須田慎一郎
「どうしてかって言うと、要するに『福田さんって、この日本の総理って、いったいいつまでやるの?年内まででいっぱいいっぱいなんじゃないですか』と。それからそれを支える自公政権もね、次の選挙やったら消えてなくなっちゃうわけですよ。要するにそんなところを相手にですね、中長期的な協議をするとか、政策協定を結ぶなんてのは、これはちょっと怖くてできないだろうなと。来ても何も決められないところで胡錦濤さんがいらっしゃったんだから、要するにもう少しね、同情的に見てもいいんじゃないかな、かわいそうにな、パフォーマンス外交に徹するしか今回なかったのかな、5日間ずーっと卓球やっててもよかったかなっていうふうに、私は思うんですけどね(一同笑)」

勝谷誠彦
「まあだから、胡錦濤さんが非常に損をしたのは、自分の国内の権力基盤の弱さっていうのをここまで露呈した国家元首っていうのは、日本に来た中国のアレは初めてじゃないかと思うんですね。もう中国、油田の問題は具体的に言うと軍ですよ、絶対その軍抑えきれる力、今ないんですね」

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