「ムーブ!」胡錦濤来日の通信簿
2008.05.17 Saturday 03:00
くっくり
上村幸治
「ええ。つまりあの、ギョーザ問題っていうのは、単なるギョーザを食べた子供が病気になったって事件じゃなくって、中国の商品がこんなに日本に来ている、我々は非常に経済の往来が盛んだ、で、中国の食品は安全なのかどうか、あるいは中国の人はいったい食品の安全についてどんなふうな考え方を持っていて、対処してるのかっていうことを、ちゃんと伝える場だったんですね。だから中国の人がこの場でですね、『じゃあ、大事な問題なんでちゃんとやります』と、胡錦濤さんが一言言えば日本人も、『じゃあ、まあ様子見ようか』とかぐらいになったんですが、そうじゃないでしょ?捜査を強化する、双方強化するって言ってるんじゃ…」
堀江政生
「双方ってねえ」
関根友実
「さらっと流されちゃった感じですよね」
上村幸治
「これまでといっしょなんです。日本人がいかに関心を持ってるかっていうことを全然理解してない。それはやっぱりちょっと0点でも仕方がないかなと思います」
堀江政生
「上村さんは0点と。もう一つ、懸案事項だったのがこちら、チベット問題ですね」
image[080513-11tibet.jpeg]関根友実
「はい。福田総理は『対話再開を評価。国際社会の懸念を解消するように要請する』というふうにコメントをしているんですね」
堀江政生
「上村さんの点数は30点。まあ30点ありますか。『世界的に注目されていたが、この程度。もう少し踏み込むべきだった』」
上村幸治
「はい。つまり30点というのは、対話を再開しました、中国がですね。ダライ・ラマグループとの対話を再開しましたんで、それは30点です。しかし、じゃあそういった『ダライ・ラマ集団が暴力をやめろ』とかですね、これまでの共産党が言ってきた発言をなぞるだけの発言しか、胡錦濤さんはしなかったんです。で、せっかく世界に出ていって、オリンピック前ですよ、『中国は実はこういうふうな考え方で、少数民族問題を考えてます、これから私たちはこういうふうな理念で、こういうふうな目標に向かって少数民族問題をやってます』という生の声を世界に発信しないといけなかったんですね。でもそれをしなかった。だから30点」
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